第53話 今がチャンス
ようやくテストが終わりました。暫くテストに集中するために投稿出来ませんでした。
これからはまた元のペースに戻せると思います。
莉子side
「優希兄?」
「あら、寝ちゃったみたいね」
顔を上げて優希兄のことを見ると、気持ちよさそうに寝ていて、とても起こす事は出来そうになかった。
詩織姉が言ったこと、ちゃんと聞こえてたかな。
「寝てるね……」
「寝てるわね……」
「「今なら何してもバレない?」」
私が優希兄のことで悶々としている間に、那月さんと詩織姉は悪いことを考えているようであった。と言っても、私もそれに参加したい。
「何するつもりなの?」
「それは、あんな事やこんな事よ」
「莉子ちゃんも一緒にやる? 今ならバレないかも」
「うーん……」
寝ている時に襲ってしまってもいいのかという思いと、今がチャンスだという思いがあり、少し悩んだ末に私は一つの結論を出した。
「やるしかないでしょ」
「「そうこなくっちゃ!」」
私だけ仲間外れだなんて、そっちの方が嫌だった。それに、バレなきゃ問題無いので、それだけ気をつければ大丈夫だろう。
そうと決まれば私たちの行動は早かった。取り敢えず優希兄を詩織姉の部屋に連れて行き、出来るだけ早く体を洗うことになった。
時間が勿体ないので3人で一緒に入ることになったが、別に女子同士だから問題無いよね。
「……莉子ちゃん、触ってもいい?」
「えっ? ど、どこを?」
「全体的に?」
問題無いと思っていた矢先、シャワーを浴びていると那月さんに変な質問をされた。
別に変なところで無ければ大丈夫だが、全体的と言われてもどこだか分からない。まぁ、変なところを一箇所に集中して触られる訳では無いだろうし、大丈夫だろう。
「まぁ、いいけど……」
「ホント? じゃあ、失礼します」
「ひゃっ!」
少し不安に思いながらもそう返事をすると、那月さんは飛び付くように私のお腹を抱き締め、顔を擦り付けてきた。
なんか擽ったいし、これはちょっと恥ずかしい。
「うーん、スベスベ。気持ちいい」
「あら那月、私だってそうよ?」
「詩織先輩、中学生の方がやっぱり……」
「むぅ……まぁ、いいわ」
詩織姉はあまり納得していないようだったが、別にそこまで気にしているようでもなく、すぐにまた湯船に浸かり直した。
……それにしても、2人とも大きいなぁ。2人のものと比べると、私のはやはり小さい。これが中学生と高校生の差なのだろうか。
ペタペタと自分の胸を触りながら、私は謎の敗北感に襲われていた。まぁ、事実負けてはいる。
2人とも私のことをジーッと見るだけで、その後は特に何もされること無く、私たちは風呂から出て、優希兄のいる詩織姉の部屋に向かった。
優希兄はまだ寝ていて、とても起きそうには思えなかった。最近、優希兄は忙しそうだった。きっと、疲れが溜まっていたのだろう。
「さて…いよいよ、ね」
「初めては起きているときがいいから、まだ最後まではやらないよね?」
「それはそうね」
確かに、私だって初めては大切にしたい。2人だってその気持ちは同じはずだ。
私たちは下着まで服を脱ぎ、優希兄のいるベッドに潜り込んだ。
次話、暗転です。
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また暫く経ったら幾つか新しく連載するかもしれません。




