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興味を持ってくださりありがとうございます。


この小説は、チョコミント青梗菜・ザベスのソロアルバム「宇宙ビィーム」と連動した作品となっております。

「宇宙ビィーム」を聴いていただけるとより楽しめる作品になっておりますので、是非お聴きください。(詳細はあとがきにて)

―――ブォォォォ



枯葉が舞って、桜のようにヒラヒラと落ちていった。

その景色がとても綺麗で、今も忘れられない。



夜の公園だった。

高校生になった私の日課である、夜の散歩をしている時だった。

いつもと違う散歩コースを開拓しているときに、小さな公園が目に入ったので寄ってみたら、たくさんの枯葉が舞っていたのだ。

まるで魔法のようで、目が離せなかった。


しばらく眺めていると、舞っている枯葉の隙間に男の子が見えた。

男の子はベンチに座って、とても悲しそうな、疲れきったような顔をしていた。

私に気付いた男の子は、驚いたような顔をして、公園から出ようとした。



「待ってよ」と、逃げるように出ていく彼の背中を追って、腕をつかむと、すごい勢いで振り払われた。



「あ、ごめんなさい…」



すごく弱々しい声で彼はそう言った。



「枯葉って、宙を舞うとこんなに綺麗なんだね、知らなかったよ」



そう言うと、彼は寂しそうに笑った。

その笑顔がとても消えてしまいそうだったから、私は胸が苦しくなった。





彼は、超能力者だった。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回の投稿は12/18(土)です。


ザベスのソロアルバム「宇宙ビィーム」に関する情報はこちらからご覧いただけます。

https://choco-bok.jkjm.jp/zabeth/

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