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興味を持ってくださりありがとうございます。


この小説は、チョコミント青梗菜・ザベスのソロアルバム「宇宙ビィーム」と連動した作品となっております。

「宇宙ビィーム」を聴いていただけるとより楽しめる作品になっておりますので、是非お聴きください。(詳細はあとがきにて)

「お前、宇宙人なんだって?」



そう言ってきたのは、クラスで悪ぶっている男子たちだった。

私と同じ小学校だった子に、そう聞いたらしい。

私は、静かに頷く。



すると、その悪ぶった男子のひとりが、「じゃあ、テレポーテーションしてみろよ」と言ってきたので、私はすぐに「いいよ」と言った。

その時の私は、本気でテレポーテーションできると思っていた。


やったことはない。

けど、自分は宇宙人なので、体が覚えているし、やろうと思えばできるだろうと思っていた。

思春期真っ只中の、根拠のない自信だった。



「今日の放課後、テレポーテーションするよ」



安藤くんにだけ、こっそりそう伝えた。

安藤くんは目を輝かせて、羨望の眼差しを送ってきた。悪い気はしなかった。



とても誇らしい気持ちで放課後を迎えた私は、学校の中でも人気の少ない校舎の、長い階段の上に立っていた。



下の踊り場には、テレポーテーションが見たいという悪ぶった男子たちがニヤニヤしながらこちらを見ている。

冷やかしで見に来た何人かの生徒と、端っこの方で安藤くんがエールを送るように、こちらを見ていた。



「安藤くん、みててね」



私はそう小さくつぶやくと、両手を広げて、思いっきり、飛んだ。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回の投稿は11/27(土)です。


ザベスのソロアルバム「宇宙ビィーム」に関する情報はこちらからご覧いただけます。

https://choco-bok.jkjm.jp/zabeth/

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