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TAKE TIME WORLD  作者: areafa krain
6/20

第6部

18編

「まず俺達が中級ボスを倒すには

何が必要なのか考えるか。」

「だねー。レベル上げは必須として、

装備は結構良い装備が揃ってるよね?

能力もできる限り強化してるし。」

「じゃあやっぱり決め手となる

必殺技みたいなスキルの獲得じゃない?

レベルが5上がる度に強いスキルや

攻撃技を習得してるわよね。」


そうだ。私達に足りないのはレベルも

そうだが、モンスター攻略の

決め手となるスキルや必殺技の習得だ。

「ここで、皆のスキルや必殺技を

共有しておこうか。」


「俺は今の所、()ぎ倒しとトリックシールドを

習得している。

()ぎ倒しは雑魚モンスター達を

一掃させることが出来るし、

トリックシールドは面白いスキルで

モンスターの魔力を吸い取ったり

俺が状態異常になってる時に使うと、

相手にも同じ状態異常に

させることが出来るぞ。」


「私はスモールヒールとノーマルヒールの

回復魔法と女神の守りって言う

皆が一撃で死なない光の魔法と

アンデットカースって言う

ゾンビみたいなのが

沢山出てきてモンスターを

一定時間呪い状態にして

動けなくする闇魔法が使えるよ。」


「私は今までモンスターを精霊の加護で

一通り状態異常には出来てたけど、

無双モードを除いて状態異常にさせられる

確率やターン数自体は

あまり高くなかったし、

続かなかったの。

不動の舞と癒しの舞で、モンスターを

高確率で麻痺させたり眠らせたりできるわ。

花鳥風月と言う技でモンスターに

ダメージも与えられるわね。」


「私は火・水・風・土の魔力を宿らせて、

剣の攻撃が出来るけどまだ普通に斬ったり、

出来ても2連続攻撃くらいかな。魔力も

まだそんなに強くないし。とりあえず

皆がどんなスキルを持ってるか分かった。

レベル30越えでこれくらいのスキルを

習得してるから、次のレベル35を目指して

新たな強いスキルを習得しよう。」


それから私達は再びひたすらモンスター達と

戦い続けた。もちろん、装備を整えることも

行ったが戦っていて経験値が多く入る

モンスターを優先的に倒して行った。

モンスター攻略の連携パターンも

増やして行った。


「アンデットカース!周りのモンスターを

動けなくしたよ!お兄ちゃん、後はお願い!」

「おう!()ぎ倒し!」

「あのデカいモンスターは私が眠らせるわ!

癒しの舞!胡桃、行きなさい!」

「ファイアソード2連撃!

トドメは首元への突き!」

「やったぁ!倒せたよ!」


「今ので皆レベル35になったみたいだな。

俺は…。地割れというスキルを

習得したみたいだ。」

「私は演舞爛漫(えんぶらんまん)というスキルね。

状態異常に出来るターン数を

増やせるみたい。」

「私はやっと蘇生できるようになったよ!」

(私は3連撃と突きの組み合わせが

出来るようになったのか…。)


「確か過去のキーパーソンは

俺と美春だったな。

これで過去の中級ボスを

倒せるようになったのか。」

「私も蘇生が出来るようになったし、

倒しに行ってみようよ!

皆が強力すれば倒せるよね!」

「ただし、過去のキーパーソンである

貴方達2人が死んだら

また異次元の世界に飛ばされるわよ。」

「そうだね。また異次元の世界にランダムに

飛ばされるのも怖いし、

2人が死なないように

麗華と私でサポートするよ!頑張ろう!」


こうして私達はレベル35になったことで、

新たなスキルを習得し、

過去の中級ボス討伐を目指すべく、

私達は中級ボスの巣窟に

向かったのであった。


19編

中級ボスの巣窟に向かう途中、時生さんに

教えて貰った過去の世界の中級ボスの

情報について確認する。


「えーと。今から倒すドラゴンは水属性と

闇属性のドラゴンで、主に魔法攻撃を

使ってくるみたい。」

「水属性なら俺が習得した地割れが

効果ありそうだな。」

「闇属性かー。私が今、習得してる光属性の

攻撃魔法は無いんだよね。どうしよう…。」

「私が習得した演舞爛漫(えんぶらんまん)で、状態異常に

させるターン数を増やしてその間に

雷太と美春が集中攻撃かしらね。」

「私も土属性の魔力を纏った攻撃で

援護するよ。」


ドラゴンの作戦を練っている内に

目の前にいかにもドラゴンが居そうな

大きな場所に出た。

「皆、気を引き締めて!来るよ!」

「グギャァァァァ!」

ダークアクアドラゴンが現れた。

やはりその大きさと迫力は

他のモンスターと桁違いだった。


「まずは皆が一撃で死なないように

女神の守り!」

不思議な光に包まれた。

ドラゴンが動き出し、大きく前足を

振り下ろそうとした。

その瞬間、雷太がドラゴンの前に

素早く立ちはだかり、盾で攻撃を防いだ。


「俺はドラゴンの主力攻撃となる魔法攻撃を

防ぐ!トリックシールド!」

ドラゴンの魔力が吸い取られていく。

「雷太がドラゴンの攻撃を防いでいる間に

演舞爛漫(えんぶらんまん)!からの癒しの舞!眠らせてる

今のうちに集中攻撃よ!」

「アースソード3連撃!からの突き!」

「俺は必殺技だ!地割れ!」


やはり雷太の必殺技の地割れは

私の攻撃よりも抜群に効いている。

半分くらいのHPは減らせたようだ。

「私も!アンデットカース!…。やっぱり

闇属性の私の攻撃はあんまり

効いてないみたい。」


「ドラゴンが起きたぞ!気をつけろ!」

ドラゴンが起き出し、残っているMPを

最大限に使い、濁流を放ってきた。

「ゴォォォオオ!」

全員濁流(だくりゅう)に飲み込まれて、HPはかなり

削られてしまった。


「美春!俺とお前の回復を優先させろ!

最悪、麗華と胡桃は蘇生できる!」

「お兄ちゃん!分かった!」

雷太と美春は回復出来たが、私と

麗華はしばらくは攻撃する気力が

残っていない。


(雷太、美春…。後はキーパーソンの

貴方達に任せたよ…。)

「私も攻撃出来れば良いんだけど…。

そうだ!アンデットカースで出て来る

アンデットを蘇生させたらどうなるかな?」

「良いアイデアかもな。俺が地割れで

ドラゴンの攻撃を

止めている間に試してくれ。地割れ!」

ドラゴンが地割れにより、

足元がおぼつかなくなっている。


「美春!今だ!」

「アンデットカース!からのリバイブ!」

アンデット達が蘇生されていき、何と

聖騎士が大量に誕生した。

「凄い!これなら光属性の攻撃が出来る!

聖騎士達よ、行けー!」

地割れで残りのHPが減っていたドラゴンに

聖騎士達が集中攻撃する。

「ギャァァァァ!」

ドラゴンが苦しみの雄叫びを上げている。


ふと聖騎士達の攻撃が止んだ。

ドラゴンが光を放ち、消えていく。

「やったー!倒せたよ!」

「良くやったな!胡桃と麗華のサポートも

ありがとな。」

「いえいえ。今回は2人の活躍のお陰だよ。

まずは過去の中級ボス討伐完了だね!」


こうして私達は最初の中級ボスである

ダークアクアドラゴンの討伐に成功した。

「見て!ドラゴンを倒したお陰でレベルが

40になったよ!」

「という事は異次元の扉が開くな。未来と

現在のどっちに行くか?」

「私はあのドラゴンに復讐したいわ。」

「じゃあ未来の世界だね。精霊さん、

異次元の扉を開ける?未来の世界まで

お願い。」

「胡桃ちゃん、了解!行くよー!」

異次元の扉が開き、私達は麗華を攻撃した

ドラゴンを倒すべく未来の世界に向かった。

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