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あいつが嫌いだったのに
【蓮say】
初めは高木紗南なんて嫌いだって、思ってた。けどいつしかだろうかだんだんあの女のことが気にはじめた。
あいつはここでは有名な「遊び人」で、誰もがあいつとしたがる。しまいには彼女持ちの男としたという噂も広まっている。
ある日、街を歩いているとあの高木紗南がいた。また男とやってるって思ってたら、なにかがおかしかった。肌が白いのはもちろん、あの脚と手の細さはすごかった。俺の手で握れるぐらい細かった。
あの細さには、絶対、何かがある。
そう思ったときにあいつのことを知ろうと思った
たがら俺はあの時…
「俺の姫になれ」
みんなが言ってるあいつと今のあいつどっちが正しいのか調べたい。
そして紗南を守りたいって思った。