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1-7

廃村での戦闘終了後、ブラッドハウンド隊は基地に帰投した。格納庫に戦車を停め戦車から降りたウィットナーは背伸びをした。


「あ~、寝たい!」


ウィットナーが言った。


「まだ頑張ってぐたさい。戦闘報告書を書かないといけませんよ」


エンドラーが言った。


「はぁ~・・・、エンドラー書いてくんない?」


「いやです。」


「そんなきっぱり言わなくても・・・

おっ」


エンドラーの言葉にウィットナーが言うと背伸びをしながら施設に入ろうとしているケイラーを見つけた。


「ケイ曹長!」


ウィットナーは大声で彼女を呼んだ。


「ん?」


ケイラーが近づいて来た。


「俺の代わりに報告書書いてくんない?」


ウィットナーはケイラーに手を合わせて頼んだ。


「いいよ」


ケイラーはすんなり承諾した。


「えっマジで!」


「うん、ドイツ語書けないけど。

英語で書いていいなら書くよ」


「あー・・・」


「報告書ぐらい自分で書きなよ」


ケイラーがウィットナーの肩に手を置いて言った。


「こちとら疲れてんだよぉ」


ウィットナーが言うと


「私だって疲れてるよ。たぶんエンドラーさんも」


ケイラーがエンドラーを見やるとエンドラーはうなずいた。


「なんも言い返せねぇ・・・」


「がんば!

応援してるよ。なんならコーヒー淹れてあげようか?」


「曹長淹れれんの?」


「失礼ね、これでも料理は得意なんだから。」


「へぇ、意外。

そんなことより誰もやってくれないみたいだからさっさと終らせようかな。」


ウィットナーはそう言うと建物の方へ歩き出した。


「そんなことって・・・。ていうか意外ってなによ!」


ケイラーの言葉を軽く流しウィットナーは振り返り


「今回はご苦労だった!次までゆっくりしていてくれ!」


今回の戦闘に参加した隊員やエンジェルスの面々に向かって言った。


「こらぁ!無視するなぁ!」


ウィットナーにスルーされたケイラーが言った。しかしウィットナーはそれに対してなにも言わず再び建物の方へ歩きながら軽く手を挙げて返答した。

ブラッドハウンド隊基地の二階にある隊長室に入ったウィットナーは椅子に座り机の上に報告書を置いた。


「さて、書こうかな」


そう言うとウィットナーは報告書を書き始めた。

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