2話
年変わる前に短いけど投稿します。色々と忙しく全然投稿出来てないですね。申し訳ないです、すみません。m(_ _)m
ーーーージリリリリリリ
「うー・・・んんっ」ゴロリ
目覚まし時計がなっている。が、菜乃葉は一向に起きようとしない。
朝に弱く目覚まし時計はあるもののそれで起きた事はない。
じゃあ、なにで起きているのかっていうと菜乃葉に近づく影が・・・
「ナノ、ナーノ、ナノちゃん、起きて。ナァノッ」
その人物は菜乃葉の体を揺すりながら声をかける。
「ん”ーうるさい。」モゾッ
菜乃葉は布団にもぐってしまった。
「へぇ、そんなこというの?起きないお姫様にはチューしないとねー?」
「起きて、僕のお姫様・・・」
布団をめくり、だんだんと顔を近づけていくーーーーが、
ガバッ
「起きた!起きたよ!だからストップ!!!」
手をその人物の顔に押しつけた。
そしてその人物とは・・・・・
「もー毎朝毎朝その起こし方やめてよねっ!大地にぃ!」
そう、お察しの通り大地にぃその人である。
「おはよ。僕のお姫様。良い夢はみれたかい?」
と大地は菜乃葉の文句を見事にスルーしつつもふわり、と微笑みながらなんとも恥ずかしいセリフを言ってのけた。
「おはよ、大地にぃ・・・ってなんで部屋にいるの!毎朝毎朝お母さんは!?」
「あぁ、萌葱さんにナノを起こしてきてって言われたんだよ?『私が起こしてもなかなか起きないし、大ちゃんに起こしてもらうのが一番早いから』って公認の仲なんて、なんか照れちゃうね」
キラッと笑う大地は朝日のせいか眩しくみえる。
眩しさからか菜乃葉は眉間に皺を寄せ、目を細めながらブツブツと文句をいう
「だから最近思ってたけど、もしかしたら私お母さんに放棄されてる?普通娘が寝ているところに幼なじみとはいえ男をいれる?だいたい・・・ブツブツ」
それをおとなしくニコニコしながら観察していた大地だったがここで一言
「どんな顔してもナノは可愛いけれど、時間、いいの?」
そこで菜乃葉は時計をみた。太い針が7時と長い針がそろそろ3時のところを過ぎようとしていた
「あーーーーーっ!!!早くシャワー入んなきゃっ!!!!」
サッと立ち上がるとクローゼットに向かう
普通なら間に合う時間だが、朝シャン派の菜乃葉にはギリギリの時間だ
パジャマを慌てて脱ごうとして、ハタッと気がついたーーー後ろでニコニコしている男に
「大地にぃ、私着替えるんだけど。」
「うん」
「うん、じゃなくて部屋から出てってよ」
「ナノの裸は見たことあるし、おむつも替えたことあるから大丈夫だよ」ニコッ
「ニコッじゃないわよ!大丈夫なわけあるかーーーーっ!!!」
バンッ!と部屋から大地を追い出し、ため息をつきながら着替える。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーここまでが毎朝の習慣である。
多分次は2月あたりになりそうです(´;ω;`)