表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
29/29

第29話 もう1回、「1万円」を稼いだら 解説つき

【まとめ】1回でも自力で稼ぐと次の機会が見えてくる


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


ケンタは予備校に向かいながら、さっき終えたばかりの仕事のことを考えていた。


もう一度、同じ仕事をしたら、もっと簡単に稼げるのに。(※1)


学べたことは大きかったが、時給が800円程度だったことには不満だった。

今なら1日で終わらせられるのに。そうしたら時給は1600円はいけるのに。


仕事の手順を振り返りながら、失敗した点や修正した方が良かった点ばかり

思い浮かんでくる。


予備校に早めについたケンタは、このままでは勉強に集中できないとばかりに

ノートに思いついた年賀状作業の修正点や改善点を書いていく。(※2)


一心不乱にメモをしていると、予備校の友人が声をかけてくる。

ケンタは、頭の整理と雑談に丁度いい、と年賀状作成のアルバイトについて話してみた。


親の年賀状作るなんて、つまんないバイトだな、というのが反応だった。


そう思うのが普通だよな、とケンタも頷く。


高校生が考えるバイト、というのは時間を売って、なるべく楽して稼ぐものだ。


綺麗なところで働いて、楽しい仲間たちができて、彼女でもできたらサイコー。

仕事は簡単で忙しくない方がいいし、漫画でも読んでて終わったらもっといい。


ケンタも、3日前まではそうだった。

だが、今は少し仕事に対して違ったイメージを持っている。(※3)


このギャップ、情報の伝わらなさは何かに似てるな、とケンタは感じる。


そう、インターネットやアプリに対する両親の拒否反応に似ているのだ。


情報や感覚ギャップのある所に、価値が生まれる。(※4)

これは何か価値を生むかもしれない。


まだ、仕事モードだったケンタの脳は、何かの機会を見つけたように思った。


(了)


◇ ◇ ◇ ◇ ◇

※1)同じ仕事を繰り返すことで仕事のスピードや精度があがります。

   会社にも人と同じように経験があって得意な仕事、不得意な仕事

   があります。それを「業種ぎょうしゅ」といいます。


※2)改善すべき事項を紙に書く。それを人に見せられるようにしたものを

   「マニュアル」といいます。


※3)仕事をどのように捉えるのか。仕事を作ったことのある人とない人では

   仕事観が大きく異なります。早く前者の価値観を身に着けた人の方が

   社会では有利に働けます。


※4)ケンタは事業機会を情報や認識のギャップに見ているようです。

   起業家と呼ばれる人達は、そのあたりの嗅覚が優れています。

実験的に選択肢のある小説の連載を始めました。

http://ncode.syosetu.com/n6545db/

「異世界勇者は、悪徳商店を糾弾することができるか? IF選択肢のあるストーリー」


ビジネスっぽい話にも触れます。よろしければ、ご覧ください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ