新たな戦乱の予感
注意 話の後半に残酷な描写があります。 それが苦手な方は後半から見ないことをすすめます
大日本帝國海軍航空隊が米海軍航空隊と模擬戦している頃ハワイ近海では
ハワイ 近海
ザッヘラル「総統閣下」
ヘルマー「何だ?ザッヘラル」
ザッヘラル「予定より早くハワイにつきそうです」
ヘルマー「そうかそうか。では予定を早めて作戦を実行しようか」
ザッヘラル「分かりました」
ヘルマー「よし。第一航空隊から第五航空隊に命令。パールハーバーを襲撃。第一潜水艦隊を除く潜水艦隊はハワイ近海の艦艇全てを攻撃し、海に沈めろ。陸軍は何時でも上陸できるように準備しろ」
ザッヘラル「了解しました」
ヘルマー「それから」
ヘルマーが細かな指示をザッヘラルに伝えてるいその時
通信兵「ハワイに潜入している工作員から緊急連絡です!」
ザッヘラル「何だ?」
通信兵「ハワイパールハーバーにナチスドイツ第四帝國軍と言う軍居るとの報告です。またその軍は異世界から初代総統閣下アドルフ・ヒトラー総統閣下と共にやって来たと言く連絡が・・・」
ザッヘラル「その工作員はふざけておるのか?初代総統閣下は70年ほど前のベルリンにある総統地下壕で自決したはずだろ!それに異世界から来ただぁ?おとぎ話じゃないんだぞ!」
通信兵「で、ですがその証拠にごみ捨て場に有った古新聞の写真が一緒に送られてきまして」
ザッヘラル「その写真は?」
通信兵「このファイルにあります」
通信兵がザッヘラルにファイルを渡した
そしてザッヘラルがそのファイルを開け、その写真を見た
ザッヘラル「こ、これは?」
ヘルマー「ザッヘラル。何が書いてあるのかね?」
ザッヘラル「アドルフ・ヒトラー総統閣下の御写真です。それもカラーで」
ヘルマー「何?」
ザッヘラル「新聞の記事によりますと一月に突如太平洋の真ん中に日本列島が出現した模様で、後に使節団を派遣し、友好条約を結んだようです。そしてヒトラー総統閣下も体が機械になって存命していた模様」
ヘルマー「現地の工作員に命令!この大日本帝國とナチスドイツ第四帝國について調べろと伝えろ!」
通信兵「了解」
その頃 新ナチスドイツ第三帝國の工作員は
大佐「では最後にもう一度聞くぞ。貴様は一体何処の組織の工作員だ!?」
いつの間にかハワイに来ていたナチスドイツ第三帝國、大イタリア王国、満州国、ブルガリア、ルーマニアの枢軸聯合軍に捕まっていた
工作員「新ナチスドイツ第三帝國隠密偵察部隊だ」
大佐「新ナチスドイツ第三帝國?」
工作員「そうだ。1945年に南極で建国した国だ!」
イタリアの大佐「この世界のナチスドイツ第三帝國の敗残兵が建国した国家か?」
工作員「そうだ!わかったらすぐ離せ!お前ら同じゲルマン民族や同盟国だろ!」
工作員が釈放するように命令するが
大佐「悪いが我々はこの世界の出身者ではなくてな」
現実は甘くなかった
工作員「で、では異世界から来たとでも?」
大佐「ああ。そうだ」
工作員「で、でも同じゲルマン民族だろ。頼む!俺はまだ死にたくない!」
工作員は大佐に懇願してきた
大佐「そうか。死にたくないか」
工作員「あ、ああ」
工作員はこの時釈放してもらえると思った
しかし
カチャッ
大佐はホルスターからP41を取りだし工作員の眉間に狙いを定めた
工作員「ヒィ!」
大佐「それじゃあ何故軍に入隊した!?人を殺し人に殺される覚悟のない奴が軍人を名乗るな!そんな恥知らずな臆病者にドイツ軍人が務まるか!」
工作員「頼む!自分に出来ることなら何でもする!どうか命だけはぁ」
大佐「出来ることなら何でもするか。そうかそうか」
この時工作員は命が助かったと思っただが次の瞬間
パンパン
工作員「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」
大佐は工作員の足の太股を撃った
大佐「私の部隊に務めるべき事を放棄した貴様は要らない。だが最期の御祈りの時間はくれてやる。さあ祈って死ね」
工作員「だ、誰か助けて」
工作員が周りの軍人に助けを求めるが
満州兵「自分の命が危うくなったらすぐ国を裏切る貴様みたいな兵士は要らない」
ブルガリア兵「同じく」
ルーマニア兵「裏切り者は要らん」
工作員「うっ」
大佐「もう御祈りは済んだな?」
工作員「た、頼む!見逃して」
タァァァァーーーーン
親ナチスドイツ第三帝國
通信兵「ホノルルに潜入した工作員依然応答ありません」
ザッヘラル「そうか」
ヘルマー「ま、そいつがどうなろうが私には関係ないがね」