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会談

横須賀某道路


荻原達日米使節団+報道陣+護衛の海兵隊、自衛隊は今帝都(東京)に向かっていた

荻原「吉田さん一つお尋ねしたいのですがよろしいですか?」

吉田「はい何でしょう?」

荻原「横須賀に居たハーケンクロイツを掲げていた艦隊は何ですか?」

吉田「あれはナチスドイツ第三帝國海軍の極東派遣艦隊ですよ」

荻原「ナ、ナチスですか?」

吉田「ええ。どうかしました?」

荻原「待ってください!確かナチスは第二次世界大戦でドイツの敗戦と共に解散したはずですよね?」


と荻原が慌てて言った


吉田「ドイツが第二次世界大戦で敗戦?何言ってるんですか荻原さん。第二次世界大戦は1945年4月16日に我々大日本帝國とナチスドイツ第三帝國、イタリアの勝利で終結しましたよ」

荻原&クリス「え?」


そして荻原が一瞬フリーズしかけた


荻原「そんな。第二次世界大戦は7X年前の1945年8月15日に終わりましたよ。そして大日本帝國、ナチスドイツ、イタリアが戦争に負けましたよ」


すると吉田は


吉田「そんな我々の歴史では帝國は建国以来一度も対外戦争に負けてませんよ。それに7X年前って201X年代じゃないんですよ。今は2035年で正しくは90年前ですよ」

荻原「吉田さん何言ってるんですか?今は201X年ですよ」

吉田「え?今は2035年ですよ」

荻原「え?」


するとクリスが


クリス「話の途中で悪いのですが吉田さんの話を聞くと今2035年でこの大日本帝國は第二次世界大戦に勝ったと言うのですか?」

吉田「ええ。今は2035年で第二次世界大戦に勝ちましたよ」


するとクリスはしばらく考えこう言った


クリス「荻原さん、吉田さん。パラレルワールドをご存じですか?」

吉田、荻原「知ってますよ」

クリス「もしかしたらこの大日本帝國はパラレルワールドの世界から来たのではないですか?」


すると荻原は


荻原「クリスさん。これは小説とかじゃないんですよ」

クリス「ではどこから大日本帝國は現れたのですか?」

荻原「・・・異世界から?」

クリス「そうですよね」

吉田「となるとクリスさん。我々は異世界から来たと言うことですか?」

クリス「我々の視点から言うとそうです」

吉田「しかしとて信じられんな。何か確証は無いですか?」

クリス「確証はありま「吉田さん」」


突然運転手が声をかけてきた


吉田「どうした?」

運転手「国会議事堂に着きましたが」

吉田「ああそうかそうか。それでは中で続きを話しましょう」

荻原「ええ」


そして荻原達使節団は国会議事堂に入っていった


国会議事堂内


荻原「もう瓜二つだな」

クリス「ああ」

吉田「着きました」


コンコン


吉田「吉田です。日米使節団をお連れしました」

キィィィィ

吉田が扉を開けた


渡辺総理「どうもはじめまして。大日本帝國総理の渡辺と申します」

荻原「私は日本国使節団代表の荻原太希です」

クリス「アメリカ合衆国使節団代表のクリス・j・ラミレスです」

渡辺「ではどうぞお座りください」

吉田「総理」

渡辺「どうした?」

吉田「一つ総理や大臣にお伝えしなければならない事が有ります」

渡辺「何だね」

吉田「彼等日本国は第二次世界大戦アメリカに敗戦した日本で我々とは違う歴史を歩んでいますのでそこをお伝えします」

渡辺「何?日本が負けたのか?」

荻原「吉田さん。ここからは自分が」


そして荻原は日本、ドイツ、イタリアが戦争に負けアメリカが日本を占領してその後の歴史や憲法9条、今日こんにちの世界情勢、中国との尖閣諸島問題等を話した


そして荻原の話が終わった頃には大日本帝國側の反応は

渡辺「しかし憲法9条ですか?あなた方は本気でを守っているのですか?」

荻原「ええ。今も厳守して居ますよ」

大臣「何故これを守るのだね??これは明らかに国防を放棄して敵に先に攻撃して下さいと言っているようなものだぞ」

荻原「しかし我々は戦争に負けたのです。」

渡辺「ですがいくらなんでも領海侵犯や領空侵犯してきたのを攻撃できず撃ち落とせないとは酷いですな」

荻原「一応改正をしようとはしてるんですが共産党や平和主義団体、中国や韓国からの反発が」

渡辺「何で中国や韓国が他国の政治に口出すのだ?」

荻原「それが前の大戦で」

荻原は慰安婦等のことを話した

渡辺「内政干渉もいいところだな」

大臣「90年も前の事で今だあーだこーだ文句言うとは呆れた」

荻原「7X年前です」

吉田「そうでした。今この世界の年号は201X年です」

渡辺「それを早く言いなさい」

吉田「すみませんでした」


夜 荻原達使節団+報道陣+護衛の海兵隊、自衛隊は帝都の某ホテルに泊めてもらった

荻原「わざわざホテルまで御用意していただいてありがとうございます」

吉田「いえいえ。 それでは明日正午に迎えに来ます」

荻原「はい」


次の日 午前08:00時 某ホテル 大広間

そこにはたくさんの報道陣がカメラを構えて(無論生中継)居た

報道関係者「昨日大使は何を話したんだろうな? 」

報道関係者「さあ」


そして荻原が現れた

荻原は国旗に一礼をした


荻原「それでは昨日さくじつこの大日本帝國で分かったことをこの場を借りてご報告します」


荻原はわかった事をすべて話した第二次世界大戦に大日本帝國、ナチスドイツ第三帝國、イタリア等の枢軸連合がアメリカ、イギリス、ソ連等に勝ったこと、そして今大日本帝國の年号は2035年であること


これに対し各国の反応は


日本

穐原「先の大戦で勝った大日本帝國か。嫌な予感がする」


アメリカ

ジョニー「ほう。第二次大戦で我が国に勝った大日本帝國か。」

補佐官「どうします?」

ジョニー「とりあえず友好的にいこう」


ドイツ

補佐官「はぁ 面倒なことになった。よりによってナチスがいまだに政権を握ってるとなるとは大統領がどのように報告をすれば『ガッシャーン!ガダン!バギ!』これは大統領執務室からの音だ!?」

十秒後

補佐官「大統領!」

大統領「何でナチスドイツが勝って未だに政権を握ってるのだ!? 昨日だってネオナチが暴れだしたのにこのタイミングでこらかよ!!」

そこには孫の手を振り回している大統領の姿が有った

補佐官「落ち着いて下さい大統領!」

大統領「ウッ!」

補佐官「大統領! 誰か救急車を呼んでくれ!」

病院

補佐官「先生大統領は?」

先生「ストレスにより胃に六個の穴が出来てるよ」


ところ変わって大日本帝國某ホテル


荻原「・・・これで報告は終わりです。 ご質問の有る方は居ませんか?」


そして全員が手を挙げた


記者「朝日あさび新聞の谷口たにぐちと言います。大使はナチスドイツの艦隊が居ましたがあれはなんなんですか?」

荻原「それは日独安全保障条約を結んでいるからです」

記者「ドイツから来たハイケルと申します。大使に一つお聞きしたいのですがそのナチスドイツは今もナチス党が政権を握っているのですか?」

荻原「そうらしいです」

記者「中国からきたチュンホンヤンと言います。大使にお尋ねしたいのですがこの大日本帝國は第二次世界大戦の時中国人に対し強制的に慰安婦にしたり大量虐殺をしたのですか?」

荻原「私は大まかな歴史の流れを教えてもらい、そして今日結ぶ条約の内容を決めてたりしたのでそのような事を聞いていません。 それでは準備もありますのでこれで会見を終わります」

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