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第一話:ハジメの不思議な出来事

僕の名前は夢野ハジメ(ゆめの はじめ)!ごく普通の小学生。


今日も元気に学校生活!


あ!お友達だ!


「圭太君!一也君!おはよう!」


「ハジメ!おはよう!」


この子は伊藤圭太(いとう けいた)君!人を笑わせるのが得意な僕のクラスメイト!


「ハジメ君、おはようございます。」


この子は木下一也(きのした かずや)君!とっても頭がいいんだ!僕の知らないことを何でも教えてくれるよ!


「早く早く!教室に行くよー!」


僕は階段を上がって教室に入る。圭太君と一也君も着いてきた。


今日も楽しい1日になるといいな!


4時間の授業が終わって給食時間だ!


「わーい!給食だー!」


わくわくしながら献立を見ると…


「…え?梅干し…」


僕は梅干しが嫌いなんだ…去年食べてみたんだけど…酸っぱくて食べられなくて…しばらく口の中がひりひりしたような感覚だった…おまけに種が尖ってて刺さって…それ以来僕は梅干しが嫌いになった。


「あー、ハジメは梅干しが嫌いだもんな!」


圭太君がそう言ってからかってくる。


「しょうがないじゃん!嫌いなものは嫌いなんだから!というわけで…」


「分かったよ。俺が食ってやるよ。」


梅干しが来た時はいつも圭太君が食べてくれる。


「ありがとう!」


「まあ、俺はなんでも食うからな!」


この時の圭太君はとても頼もしく見える。


そして給食も残りの5時間目も終わって帰宅時間。


僕は圭太君と一也君と3人でおうちに帰る。


「あ、俺んちあっちだから。」


「僕の家はあちらなので。」


わかれ道の所で僕達3人は解散する。


「それじゃあまた明日ー!」


僕はそのまままっすぐ家に帰ろうとする。


すると、突然空に雨雲が…


「ん?雨が降るのかな?」


僕は走った。雨に濡れると大変だから。


その時、僕の目の前に雷が!


「うわっ!」


何とか当たらずに済んだけと…もしあたってたら…


そんなことを考えていると…僕の目の前には何か凄い生き物が…とても動物には見えない…鳴き声も凄く不気味で…


「うわぁぁぁっ!!化け物だぁぁぁ!!」


咄嗟に逃げだす。化け物は…追いかけてきた!!


「助けてぇぇぇぇ!!」


走りながら助けを呼ぶ。途中で路地裏に入った。化け物は…まだ追いかけてくる!


逃げ続けるとやがて行き止まりに…!


「あわわ…」


へたりと座り込んだ。化け物はじりじりと僕に近づいてくる…


化け物がパンチしてこようとすると僕は思わず叫んだ…


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」


……閉じた目を開けると…僕の目の前にはゲームとかで出てくる白い魔方陣みたいなものが化け物のパンチを止めていた。


化け物はそのまま帰っていく…


「…僕、助かった?」


ほっと一息ついて立ちあがる。そして路地裏を出る。


すると僕の前に僕と同じくらいの女の子が来た。黒い服に灰色の髪の毛、ちょっと白めの肌…


「…?君は?」


声をかける。すると女の子は何も言わずに僕の家とは逆の方へ歩いて行く。


「…あれ?何だったんだろう?」


気になることはいっぱいある。


僕を襲った化け物、その化け物から僕を守った白い魔方陣、その後に出てきた女の子…


でもとにかく今は帰ろう。それから考えよう。


僕は走って家へ向かった。

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