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忌子物語  作者: あむ
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【設定集】ティアレン森

1. ティアレン森の定義


1) 語源

【王冠】を語源とする森の名称。

「王冠のように唯一で貴重な森」という意味を持つ。


2) 地理的位置

広大な原生林。

付近で最も大きい町である【ティアレン町】があり、数多の村がこの森の恩恵を受けている。

森の広がりは計測不能なほど広大である。


3) 社会的評価

王国屈指の天然資源の宝庫として知られる。

薬草、魔物素材、希少鉱物など、冒険者や商人にとって極めて価値の高い地域である。



2. 地形と構造


1) 火山性地形

ティアレン森は、遥か古代に火山活動によって形成された地域である。

現在は休火山状態だが、地下には依然として火山熱が残存している。


2) 地下構造

■ 洞窟網

森の地下には広大な洞窟網が存在する。

一部の洞窟は数十kmに及ぶ長大な構造を持つ。

地下火山熱の影響により、洞窟内部は年間を通じて温暖である。


■ 温泉

地下火山熱により地下水が加熱され、各所に温泉が湧出している。

火山性ミネラルを豊富に含み、治癒効果が確認されている。


3) 規模

ティアレン町から森の奥地にある隠れ家まで、徒歩で三日間を要する。

これは森の「入口付近」に過ぎず、森の全容は誰も把握していない。



3. 生態系


1) 生命の循環

全ての生命体は死後、その構成要素を大地へ還元する。

魔力属性も同様に、死後は土壌へと溶解していく。


2) 魔物の特性

■ 定義

魔物とは、闇属性が顕著に表れた獣である。

闇属性は負の感情(恐怖、怒り、殺意、敵意)を増幅させるため、魔物は本能的に狂暴である。


■ 循環の特異性

魔物が死ぬと、全ての属性が大地へ還元される。

しかし、魔物は闇属性の比率が圧倒的に高いため、結果として土壌に闇属性が蓄積していく。


3) 強化循環

■ メカニズム

闇属性蓄積 → 生息する魔物がより狂暴化 → 狂暴な魔物の死 → さらに多くの闇属性が還元


この循環が数百年、数千年と繰り返された結果、ティアレン森は極めて高濃度の闇属性が蓄積した地域となった。


■ 結果

森の深部に行くほど闇属性濃度が高まり、魔物の狂暴性と戦闘力が跳ね上がる。

深部に棲息する魔物の強さは、もはや推測不可能である。


4) 探索限界

ベテラン狩人であるブロンですら、森の「入口よりやや奥」までが限界である。

隠居地は、この探索限界付近に位置している。



4. 天然資源


1) ティアレン薬草

ティアレン森で採取される薬草は、王国全土で高い評価を受けている。

特殊な土壌の影響により、通常の薬草よりも複合的かつ強力な治癒効果を持つ。


2) 温泉

火山性ミネラルを豊富に含む温泉は、外傷・内傷を問わず治癒を促進する。

長期間浸かることで、古い傷跡すら薄れていく効果が確認されている。


3) 魔物素材

高濃度の闇属性に晒された魔物は、通常の個体よりも強靭な身体組織を持つ。

その素材は武具・防具の材料として高値で取引される。


4) その他

希少鉱物、特殊な木材、未確認の素材など、探索されていない資源が無数に眠っていると推測される。



5. 危険性


1) 魔物の脅威

森の入口付近ですら、討伐にはD級依頼に値する相当の魔物が群れを成して生息している。

深部の魔物に至っては、依頼自体が基本的に不可能である。


2) 未知の領域

森の全容を把握した者は存在しない。

地図に記されているのは「森の辺境付近」のみであり、深部は完全な未踏地域である。


3) 生還率

深部への無謀な探索を試みた冒険者の大半は、二度と帰還していない。



6. 特記事項


1) ティアラという名

この森で育てられている最強の勇者候補である少女に、森の名を冠して【ティアラ】という名が与えられた。


2) 隠居地の立地

森の入口から徒歩三日の地点に、ある隠居地が存在する。

地下洞窟と温泉を利用した、外部から完全に隔絶された場所である。

ティアレン町の住人ですら、その存在を知る者はいない。


3) 未解明の謎

なぜティアレン森の薬草や温泉がこれほど強力な治癒効果を持つのか、その詳細なメカニズムは解明されていない。

魔法協会や学者の間では、火山性ミネラルの特殊性が原因と推測されているが、確証は得られていない。



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