【設定集】群落魔物
1. 群落魔物の定義と特徴
1) 定義
知能を有するが、文明を形成するには至らない魔物の総称。
狼や類人猿と同程度の社会性を持ち、群れを成して生活する。
2) 共通特徴
■ 知能
言語は持たないが、仲間同士の意思疎通が可能。
学習能力があり、過去の経験から戦術を改善する個体も存在する。
■ 社会性
群落内で明確な序列を形成する。
強い個体がリーダーとなり、群れを統率する。
■ 繁殖
主に比較的弱い人間を襲い、女性を攫って繁殖に利用する。
これが人里を襲う最大の動機の一つである。
人間を攫えない場合、群落間または種族間で争いが発生する。
3) 社会的扱い
故に対話や共存は不可能とされ、「魔物」として分類され、討伐対象となる。
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2. 繁殖と突然変異
1) 繁殖の法則
■ 種族の決定
生まれる子の種族は、雄の種によって決まる。
■ 強さの決定
生まれる子の素質は、雌の卵巣によって決まる。
2) 突然変異体
突然変異体は極めて稀であり、【イレギュラー】と呼ばれる。
通常の個体を遥かに凌ぐ能力を持ち、群れのリーダーとなることも多い。
冒険者にとっては、通常の討伐依頼が一気に難易度を跳ね上げる要因となる。
3) 突然変異の例
ゴブリン雄 + オーク雌 → 膂力に優れたゴブリン
オーク雄 + ゴブリン雌 → 知能の高いオーク
4) 突然変異体の希少性
イレギュラーは異種の群落魔物間の交配によってのみ発生する。
しかし、繁殖対象として最も多いのは人間の女性である。
人間の女性からはイレギュラーが生まれることはほぼない。
故に、イレギュラーの発生確率は限りなく零に近い。
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3. 代表的な群落魔物
1) ゴブリン
■ 体格: 小型(人間の子供程度)
■ 特徴:
群落魔物の中では最も高い知能を持つ。
道具を使用し、簡易な罠を仕掛けることもある。
単体では脅威にならないが、数で圧倒する戦法を取る。
繁殖力が高く、放置すると急速に数が増える。
2) オーク
■ 体格: 中型(人間の成人男性より一回り大きい)
■ 特徴:
知能は低いが、圧倒的な膂力を持つ。
棍棒などの単純な道具を使用する。
ゴブリンより統率が取れず、力による支配で群れを維持する。
3) トロル
■ 体格: 大型(人間の二倍以上)
■ 特徴:
驚異的な再生能力を持つ。
四肢を切断されても、時間が経てば再生する。
道具を使用するが、知能はオークよりも劣る。
■ 弱点:
再生能力を持つ反面、属性攻撃に弱い。
最も確実な討伐法は、胴体と頭部を完全に分離させることである。
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4. ウルフ(魔狼)
1) 分類上の特異性
上記の三種が類人型であるのに対し、ウルフは獣型の群落魔物である。
道具は一切使用しないが、群落魔物として分類される理由がある。
2) 特徴
■ 集団戦術
本能的に高度な連携を行う。
囮、挟撃、追い込みなどの戦術を自然と実行する。
■ 執念深さ
一度獲物と定めた対象を、何日でも追い続ける。
群れの被害を顧みず、執拗に襲撃を繰り返す。
3) 脅威度
単体の戦闘力は類人型より劣るが、集団としての脅威度は同等以上。
特に夜間や森林での遭遇は、熟練の冒険者でも危険とされる。
4) 特異事例
極めて稀ではあるが、ウルフを使役魔として従える狩人が存在する。
類人型の群落魔物にはこのような事例は確認されていない。
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