【設定集】恨
1. 恨の定義
闇属性の副産物が中和されず、体外へ無限に放出され続ける異常現象。
極めて稀な体質であり、世間には殆ど知られていない。
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2. 発生原理
通常、全ての生命体は自然属性群(火・水・風・土)を最低一つは保有する。
また、創造属性群(光・闇)を持つ者は、両属性が「コイン」として一体化しており、互いに中和し合う。
しかし、極めて稀に以下の条件を満たす者が生まれる。
1) 発生条件
■ 自然属性群を一切持たない
■ 創造属性群のうち、闇属性のみを保有する(「コイン」ではない)
2) 結果
光属性による中和が存在しないため、闇属性の副産物がそのまま体外へ放出され続ける。
これが「恨」である。
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3. 恨の効果
恨は周囲の生物に対し、負の感情を増幅させる。
1) 確認された増幅する感情
■ 恐怖 → 錯乱、発狂、失神
■ 怒り → 理性の喪失、衝動的な暴力
■ 殺意 → 即座の殺害衝動、無差別な攻撃
■ 嫌悪 → 生理的拒絶反応、激しい排斥行動
■ 敵意 → 執拗な加害意志
2) 重要な特性
恨は負の感情を「生み出す」のではなく「増幅させる」。
相手の内面に元々存在する負の感情を、強制的に引き出し膨張させる。
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4. 恨の限界
1) 純粋な者への無力
増幅させる「負の感情」が存在しない相手には効果が薄い。
例:幼い子供、心が清らかな者など。
2) 物理・魔法的効果なし
恨はマナ体系とは異なるため、魔法と相殺されることはない。
同時に、物理的な防御力や攻撃力を高める効果も一切ない。
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5. 保有者の現実
恨の保有者は、生まれた瞬間から周囲に負の感情を撒き散らす。
1) 典型的な末路
■ 産み親でさえ理由なき嫌悪感に苛まれ、殺害または遺棄する
■ 遺棄されても、周囲の人間に殺される
■ 仮に生き延びたとしても、文明社会においては絶え間ない迫害、あるいは忌避と孤立を強いられると予想される
2) 生存率
結果として、成人まで生存する例は極めて稀である。
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6. 認知度
恨に関する公開された学術記録は存在しない。
魔法協会や一般の学界においても、その存在は認知されていない。
ただし、記録が「存在しない」のか「公開されていない」のかは定かではない。
いずれにせよ、恨について知る者は極めて少数である。
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