表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/19

第6話 真っ白な場所で出会う女


「今のが氷系の下位魔術じゃな。」


「うっ」


おそらくこの国魔法の中では一般的な魔法だったのだろうが、魔法とは縁のない直登には心躍る光景であった。


「そして今のが呪文じゃ、今のは〈躁魔・承氷之煌〉


〈躁〉とは、魔術の強さを指しておる。


魔術の強さは〈(ソウ)()(テン)(カイ)(ゴウ)〉の順で強くなり、


〈躁魔〉は初級魔術と言える。


そして、〈承氷之煌〉の〈氷〉の部分が魔術の属性を表す、最近では魔術の属性も派生が増え、かなりの種類になっている。


例えば、躁級の炎系魔法の場合は〈躁魔・承炎之煌〉となる。」


「なるほど。案外単純ですね。」


「そうじゃ、術ごとに変わる呪文ではないからの。あくまで、必要な魔力量と種類を引き出すための呪文じゃ。後は術師のイメージ力によって多数の魔術を扱うことができる。」


「なるほど、よくわかりました。」


「では、そうじゃな。まずは、先程の氷結弾の炎版、〈火炎弾〉を作ってみよ。呪文は〈躁魔・承炎之煌〉じゃ。」


「えっいきなりやれと言われましても..」


「魔法はセンスと慣れじゃ。まずはその繋ぎのネックレスを強く握りしめよ」


直登はアリダラに言われネックレスを強く握りしめる。


「フィルス神とのつながりを意識し、魔力の一部をもらい受けるイメージを強く頭に持ち詠唱するのじゃ。」


(頭でフィルス神との繋がりを強くイメージして詠唱...。)


「躁魔・承炎之煌!」


・・・・?


直登ふと周りを見ると、そこは真っ白な世界、


そう、直登が空間の裂け目に引きずり込まれたときに来た場所。


「なぜ、またここに・・?」




そして前回と同じ白く透けている金髪の女が現れる。


「また来たのですね。悲しき者よ」


女は直登を見るなり「悲しき者」と呼んだ。それを聞いて直登は思う。


確かに元の世界からいきなり転移して右も左もわからない状態だが、いきなり悲しい者と決めつけられることは気分が良くない。


「確かに大変な状況だけど、助けてくれる人もたくさんいるんだ


一概に悲しい人間だと決めつけないでもらいたい。」


「全ては愚かな人間の私利私欲のために起きてしまったこと」


「俺の転移がか?うっ」


またもや直登の足元の地面がぬかるみ、直登は沈み始める。


「おい、俺のことを知っているなら教えろ。」


「今はまだその時ではありません。」


「くそっ、また」


直登はどんどんと沈んでいく。


「与えた加護は不安定のようですね。安定させておきましょう。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ