第15話 これからのこと
「皆、今後どうするかをしっかり考えてほしい。クレイン・ヤクモ・ガルム、ぬしらは既に一人前の剣士じゃ。わしの元を離れ、それぞれの道を進め。」
「ですがっ」
「大丈夫じゃ、わし一人で生活するわけではない。
ヨーレン、ユリニーラ(魔術師見習い2名)、ぬしらにはこんな体でもまだ教えられることがある。少しの間でもわしの元にいてくれるか?」
「はい、もちろんでございます。」
「ナオト、ぬしはどうする?」
「俺は...ジーダさんが、この街にいるユースルクスという方に会えと最期に言われました。まずはその方に会いに行ってみようかと思います。」
「ほほ、ユースルクスか、それはいい。」
「ご存じなんですか?」
「ああ、知っておる、魔術・剣術ともに天級の実力者じゃ、ジーダの師匠でもある。」
「そうなんですね!」
「居場所は知っておるのか?」
「いえ、そこまでは..。」
「ならば、マージ・アリアの最北の端に行け。今はそこに住んでいると聞いた。」
「わかりました。ありがとうございます。」
「ミリス、ぬしもナオトとともに行け」
「はっ、私もですか?」
「ぬしの器用さは魔術師に向いている、ユースルクスは、私と同等、いやそれ以上の魔術師じゃからの。学びを得る良い機会じゃ。」
「わかりました!」
「あとは..イリナとルミナじゃが..」
「私たち、ミリス姉ちゃんと一緒がいい!」
「へ?」
「ミリス姉ちゃんについていきます!」
「あなたたち..」
「はっは、そうか。ユースルクスの所なら丁度良いかもしれん。」
「ミリス連れて行ってやれ、ユースルクスに会ったら、わしがこの子たちをお願いしたいと言っていたことを伝えてくれ。」
「わかりました。イリナ、ルミナ良い子にできる?」
「うん!」「やったー!」
その後ヤクモは事務局へ向かい、正式にヘリオサモナは解散することとなった。
団員たちは悔しさに顔を俯かせていたが、アリダラがうまく声をかけ、前を向かせていた。




