「コーヒーでいい?」って聞いてくれる人、好き
こんにちは。コーヒーをこよなく愛する人々の対極に位置する、暇さえあればコーヒーの悪口を言っている過激派組織・コーヒーイヤイヤイヤリングのリーダーを務めております七宝と申します。
コーヒー、苦いですよね。
黒いですよね。
酸っぱいですよね。
ウヒッヒ(^ω^)
私、人生で数十本は飲まない缶コーヒーを貰ってます。
上司だったり、取引先の人だったり、何かのサービスの人だったり、上司だったり、パチンコ屋の選べない景品だったり、上司だったり、同僚だったり、上司だったり、いろんな人に貰ってきたんですけど、その中でも圧倒的に上司からが多いんですよね。
実は私、なかなか演技派で、八方美人で、表面上のコミュニケーション能力だけは異常に高いので、いろんな大人から可愛がられて生きてきました。
その中でよくあったのが、上司からの「ちょっと休憩行こ! タバコも行こ!」でした。
私はタバコは吸わないのですが、サボるのが大好きなのでよく同行していました。なんでも彼らはタバコはコーヒーと一緒に嗜むととても美味くなるんだと言って、自販機に缶コーヒーを買いに行くんですね。
で、親しくなければ親しくないほど私にコーヒーを買い与えるのです。私がコーヒー大嫌い人間だというのを知らないから。
それでも中には買ってしまう前に「コーヒーでいい?」と聞いてくれる人もいます。そういう時、私は遠慮なく「コーヒー嫌いッス!」と言います。そして代わりに紅茶やコンポタなど、自分がちゃんと好きなものを買ってもらうのです。
こうやって聞いてくれる人、大好きです。
逆に、勝手にポチポチやってコーヒー2個買って私に渡す人、悪魔です。阻止しようがないんですよ、これ。
買う前に「僕コーヒー嫌いなんで」なんて言ったら「えっ、こいつ買ってもらう前提で話してるやん、ヤバ。最近の子は上司に買ってもらうの当たり前なの?」って思われるかもですし、2本目を買おうとしてるところに「それ、オイラのですか?」って聞くのもがめついというかなんというか⋯⋯
とにかく、向こうから聞いてくれる以外助かる道がないんですよ。なので本当に天使です。愛してます。
勘違いしないでいただきたいんですけど、私は紅茶やコンポタが飲めるから喜んでいるわけではありません。
コーヒーを飲まなくて済むから喜んでいるのです。
さっきも言った通り演技派なのでもし渡されても普通の顔して飲むんですけど、心の中では「どうやって殺してやろうかな」って考えてるんです。それくらい嫌いなんですよ、コーヒーが。
苦味って罰ゲームだと思うんです。だって「苦しい」ですよ?
辛味も同様です。辛い。
でも辛いもの好きの人って、相手に意見聞かずに勝手に辛いものを私の分も頼んで「どうぞ」って食べさせてこないじゃないですか。
なのになんでコーヒー好きの人は相手が苦いもの好きかどうか分からないのに勝手に買って渡してくるんですか? 酷くないですか?
こういうの、私の周りだけですかね?
それとも、コーヒーは好きなのが当たり前で、嫌いな私がレアケースだったりして?
で、これ、上司2人に連れて行かれるとまためんどくさくなるんですよね。
私が過去に「コーヒー嫌いッス!」宣言をした上司と、あまり親交が深くない上司と3人で行ったとすると、どちらかが奢ってくれるわけですが、もし親交が深くない上司が勝手にコーヒーを買って私に渡した場合、もう1人の上司はどう思うでしょうか。
あれ、確かこの子コーヒー嫌いって言ってたような⋯⋯
少なくとも俺の時は断ったよな。でも飲むのか? 普通の顔して飲んでるな。もしかして嫌いじゃないのか?
こんなことを思われているかもしれません。
それか、
今勝手に缶コーヒー買って渡したよな? てことはこの子、無下には出来ないからって無理して飲んでるんじゃ⋯⋯顔には出してないけど、嫌いって言ってたもんな⋯⋯
か。
人の頭の中なんて見れませんからね、どう思ってるかは聞いてみないと分かりません。
それにしても、奢ってもらう時にここまで考える人っているんですかね。私が考えすぎマンなだけかもしれませんね。そんな気がしてきました。
そうだ。
そうに決まってる。
絶対にそうだ!!
ごめんなさい!!
自首します!!!!!