汐留
短編で投稿したものですが、連載にあたり再投稿します。
家を出て駅に向かっている途中で気がついた、財布、家に忘れてきた!
スイカとスマホはある。
無くても大丈夫!
でも、妹の三香と待ち合わせだし、何かあったら現金いるかな?
何だったら現金がいるのかわからないけど。
駅までのルート、1/4ほど来ていたけど、家にとりに戻ったのです。
それでも待ち合わせに間に合っちゃう私。
チキンなvioletは、電車が遅れたら大変、といつでもかなり余裕をもって家を出るのです。
ところが、もっとチキンがいた!
三香は、待ち合わせの1時間前に着いたと連絡きた。
思わず、待ち合わせ時間を間違えた? と焦ってしまいました。
レストランの予約時間を確認して、私は間違っていない、と実感。
汐留のホテルの24階のレストラン。
窓際の席で、オータムマロンアフタヌーンティー!
眼下に見えるのは、浜離宮庭園。
セイボリーは、プレートに生ハムときの子のオープンサンドウィッチ、チリコンカンとアボガドのコロネ。
スタンドの下段は、りんご・モッツァレラ・にんじんのマリネ、合鴨とスクランブルエッグの和風バルサミコソース、エビとツブ貝のバジルサラダ。
スィーツは、マロンショコラパフェ、もう絶品!
スタンドの上段に、マカロンキャラメルサレ、ルージュのフランボワーズ、マカロンカヌレ、コーヒーゼリー・マロンクリーム、
見目麗しく、美味しい!
お茶はオーガニックにこだわるシロッコ、ティーサッシュはコットンで手縫い!
食器はウェッジウッド。
栗ばっかりで飽きるかな、と心配したのは杞憂でした。
全部が美味しくって、味に変化があって、さすがです!
女の子に生まれて幸せと感じる瞬間ですね!
一緒に来ている妹の三香は少しずつしか食べれない。全てをちょっとずつ食べて残すことを悪いと思っているようだが、お姉ちゃんは心配だよ~。
食べる総量が圧倒的に少ない。多分、私の1/3も食べていない。
会う機会の少ない妹なので、たまに会うとお互いの近況報告。
そして、二人とも『小説家になろう』に作品を投稿しているので、二人の記録をエッセイに書こうということに。
同じ物を食べて、同じ物を見ても、それぞれが感想が違うはず、って言ったら、三香は感想は苦手と言うから、violetが書いちゃう。
三香にも書いてと催促をします、姉は強いのだ。violetが誘っているので、三香が楽しんでいるかも知りたいし。
なーんて話をしながら、お茶のお代わり!
順番に、インペリアルゴールド(レモンとオレンジがブレンドされたお茶)、ブラックバニラ(バーボンバニラ、紅茶、プーアル茶の組み合わせ)、パープルブリーズダージリン(ヒマラヤのダージリン)、グリーントロピック(グリーンティーとフルーツの香り)、バーベナ(レモンの香りのはハーブティー)
ポットで出て来るから、たっぷり飲みました。
お茶を蒸す時間は、水時計で優雅に計ります。これがとっても綺麗!
三香は特に水時計が気に入った様子で、ひっくり返した時に空気が上に登らないと詰まってしまう、と遊んでました。
セーブリー、スウィーツ、お茶、とメニューを書けば、カタカナばっかり!
隣の席は母娘かな?
お誕生日プレートを付けて、アフタヌーンティーをしている。
そういうのもいいよね!
あっちは・・・と周りを観察するのも楽しい。
そしてお支払いは電子決済。
財布、いらいないじゃん。
食後は、浜離宮恩賜庭園!
入園料300円、やっぱり電子決済。
財布、いらないじゃん!
目指すは、中の島茶屋。
途中でお花畑に寄ったり、回り道をしたりした。
ここの池は海水がはいっているので、前回来た時は、エイが泳いでたんだよね。
今回も探しちゃう、って水温が高いのか濁っていて、よくわからない。
三香が、魚が水面を跳ねている、って言うけど、何の魚か分からない。
海水の魚か、淡水の魚か分からないけど、跳ねるとこ見れた、と楽しんでいます。
ともかく茶屋で、お抹茶と和菓子!
せっかくお茶を習っているんだし、ここは背筋を伸ばしてピシッと!
なんて思ったりもするけど、観光地で楽しく飲めればいいか、見栄貼る必要ないし。
外国人観光客が多くって、皆思い思いに飲んでるけど、楽しそうだからいいか~。
三香と二人で、けっこう歩いて疲れたよね、なんて話ししながら景色を堪能。
ビル群に囲まれた日本庭園。
非日常な空間。
また、明日から頑張ろう、と思わせてくれた。
世の中、辛い事や難しいことがいっぱいあるけど、単純に喜べることがあるのはいいよね。
美味しいものを食べて、綺麗な景色を見て、楽しいおしゃべり。
難しいことって解決できないことも多いけど、気分転換したら、仕方ないか―、って思える時もあるんだから、ちょっと豪華なランチは必要~と言い訳をするvioletなのです。
そして、また三香を連れまわします!
美味しいものを食べると、幸せ、って思うから!
浜離宮をしっかり歩いたので、けっこう疲れました~。