敵国で囲まれました、どうしましょう『リリーナ』
これが一話です!あらすじからのお話になりますので
あらすじをサッと読んでいただければと!いただければと!
カインズのキャラバン用大型の貸し倉庫にて”優雅”にお茶会をしている女性が口を開く
「まあまあ皆さん落ち着いてくださいな、私とて無策ではございません」
カタカタと震える手でティーカップを置くと青い顔でキリッとした表情を無理やり作る金髪の美しい女性
その無理してますと言わんばかりの挙動に周りの商人達は少しばかりため息をつきながら笑った
「いや会長が落ち着いてくださいよ」
かなり大柄で熊のような体格の男が苦笑い気味に答えた
「ムーロン、私落ち着いてるわ大丈夫よ」
「どこがですかい?」
今度はティーカップを持っていないのにカップを口に付ける動作をしていた
それに気付き咳払いをして顔を赤くすると、その場に居る長い黒髪の華奢な女性に話しかけた
「ミローネ、傭兵は見つかった?」
「はいリリーナ様、ですが、、、」
「ん?どうしたの?」
「いえ、人数が、、、」
「呼んでちょうだい!早く!」
「、、、入ってください」
ぞろぞろと30人ほどの武装した若者達が倉庫に入ってきた
全員若く20代の男女で構成されており、皆多彩な武器や防具などを身につけていた
そして、その中でもかなり若そうな小柄で細身の少年のような男が名乗りを上げた
「はじめまして、シーン・タブラです傭兵団長やってまーす」
シーンが気の抜けた挨拶をした直後商会のメンバーやリリーナは少し口を開いたまま硬直する、リリーナは頭を横にブルブルとふって答えた
「はじめまして団長さん?リリーナです」と立ち上がり少し頭を下げてスカートをつまみ上げる
すると続けてリリーナは話した
「状況説明はいるかしら?」
「帰りたいのに盗賊に囲まれて半べそかいてる」
「正解よ」
「認めないでくださいよ会長、、、」
大柄の男ムーロンがすかさず突っ込み、話しを進める
「それで君の団員は何人ぐらいなんだ?残りは外か?」
「いや?これで全員だよ?」
「会長、この町から出るのは諦めましょう、絶対無理ですもん」
「そうねムーロン、ここで皆で暮らしましょう」
リリーナとムーロンは覚悟を決めた目でお互いを見ているなかミローネは白目を向いて笑っていた
そんな諦めた三人にシーンが言いはなった
「要するに、抜ければいいんですよね?」
処女作なので読みにくいです(断言)
あやまりませんよ!