第6話 フレオン安定
というわけで、頭の良い人に相談してみた。
「そういうものは他の人間から注意してもらうのが一番だろうな」
相談されたミュクゼはそう言ってくる。
「今の自分を客観視できていないのだろう、第三者からの評価をもらえば、収まる場合もある」
なるほど、ありがとう。
ちなみに収まらなかった場合は?
「興味をそらす方向で対処した方がいいだろうな。そこまで粘ると、執着が強い場合もある。下手に強気にでると逆上する可能性もあるだろう」
参考になるなぁ。
一体どこでそんな知識仕入れてくるんだろう。
と思ってると、ミュクゼが咳払い。
「経験談ではないぞ。人から聞いただけだ。変な話を広めないように」
あ、そういうのけっこう迷惑ですよね。ヒロインと恋愛できなくなっちゃうし。
きちんと肝に銘じておくよ。
そういうわけで、ストーカーちゃんの友達からストーカーちゃんに言ってもらう事に。
盲目になっていたあの子は、それで少しは頭が冷えたらしい。
フレオンの周りから、忍者の様な動きをする女子生徒の気配は、次第に消えていった。
あれ、こわかったもんな。
なくなってよかった。
以来、ちょっとずつフレオンの闇度が減っていった。
下手な否定をするより、肯定して、受け入れたのが効いたとかかな。
まあ、おかしいおかしいって思ってると、自分で自分に暗示をかけて、おかしくなっちゃうやつもいるし。
この様子だと、フレオンのメンタルは安定してきてると思う。
後は、残りの二人か。




