第4話 闇落ちブーストかけてた?
ええい、こんどこそ!
なんとかして、とっ捕まえて話をせねば!
だって、フレオンの瞳がめっちゃどす黒くなってるんだよ。
ストーカーがストーカーするたびに、ハイライトが消えるんだよ。
怖くて見てらんないんだけど。
なんて、あわくってたら、
ぽんと肩を叩かれた。
ホラー!
って、ミカエラか。
驚いたじゃないか。
「それはこっちのセリフ。何やってるの?」
ええと。
「フレオンをつけねらう不審者が二人に増えたって、噂になってるよ」
おう。
そういえば、俺もはたからみたら、ストーカーみたいなもんか。
俺も人の事言えないじゃないか。
説教できる身分じゃなくなってしまう。
困ったな。
俺はかくかくしかじかをミカエラに話した。
そうしても、フレオンの力になってやりたいんだが。
するとミカエラは、そういう事は本人に直接言ってあげたら?
とか言って来た。
うん。
「そしたら、「やじ馬なのかな?」とか「好奇心だと思う?」とか「どういうつもりなんだろ」とか相談されなくてすむんだけど」
と、ミカエラが驚きの発言。
ええっ、俺も悩みの種になってたぁ。
これはうっかりどころじゃないぞ。
何やってるんだ俺。
攻略対象の闇落ちにブーストかけてどうするんだ。
頭を抱えている俺はミカエラの「まあ、心配してるんだと思うけど」なんてセリフはきこえちゃいなかった。




