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乙女ゲームの世界に転生したから悲劇を阻止しようとしたんだけど、運命の修正力が強すぎた。  作者: 仲仁へび
第七章 真実の教徒

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俺の話



 俺は鳥畜生の次に鏡が嫌いだったりする。


 今世ではそれほどではないけど。


 前世では自分の鏡をあんまり持っていなかった。


 だって、鏡には男らしくない、不健康な自分の現実しかうつさないからさ。


 でも、おばあちゃんにもらった鏡だけは大切にしていたよ。


 人からもらったものだし、形見だし。だから、捨てられなかったんだよな。


 おばあちゃんは大切にしていたら、物にも魂が宿るんだって本気で信じてるような人だった。


 だからおばあちゃんは、その鏡をずっと何十年も、ひょっとしたら何百年も大事にしていたんだろう。


 そんな鏡だから、俺の代で捨てるのはもったいなかったんだ。


 だから、使わない鏡を持ち歩くはめになったんだよな。


 俺の最後の時だって。


 車いすが人にあたって、車道に倒れて、鏡が道路にころがっていって、鏡に手をのばした


 その時の光景ははっきり思い出せる。


 なんで、よりによってあの時、いつもの車いすじゃなくて、簡易車いすを使ってたんだっけ。


 あーそっか、壊れて修理に出してたからか。


 それで、このままだとおばあちゃんの鏡が割れちゃうなって、そこまで這っていって。


 そこで、俺の記憶は終わりだ。


 そこから先は俺の記憶にはない。


 鏡、無事だったかな。


 おばあちゃんの形見までなくしたら、天国で合わせる顔がないんだけど。


 いや、おれ天国通りこして、来世にいっちゃったんだったか。


 この場合、死者の国ってどうなるんだろうな。



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