表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
50/96

第2話 毎年恒例のイベント



 学校に入学して春がきて、秋がすぎて、冬になった。


 雪が降り始めた。


 この地域はまっしろだ。


 俺が住んでる地域は、日本ほど四季がゆたかなわけじゃないけど、熱い季節と寒い季節があるわけで。


 俺は絶賛、冬の厳しさを堪能中だ。


 学生服はとっくに冬服になっていて、朝になるとみんな凍えながら登校していたけど、つい最近冬休みに突入。


 大半の生徒が家で大人しくしごしているはずだ。


 しかし、そんな学生達でもこの時ばかりは外出するだろう。


 真っ白なその時期には、誰もがはしゃぐ目玉となるイベントがあった。


 それが、各町で大きな巨大ケーキを作るというものだ。


 木の形を縦長にしたケーキを、思いっきり豪華にかざりつけて、町の中央に展示するというもの。


 見た目的にはブッシュ・ド・ノエルの縦バージョンなんだけど。


 そこにクリスマスリース的なのとか、プレゼントを模した何かしらとか、靴下とかが(なぜに?)ごっちゃになってる。


 で当日の流れは、出来上がったケーキを眺めた後に、町の皆と一緒に切り分けたケーキを食べながらさわぐってのが恒例。


 俺の生まれた国には、そんなイベントがあるんだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ