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ヒロインの話03



 お母さん、お父さんごめんなさい。


 今回も危険な目に遭ってしまいました。

 先日愛の教徒が学校にのりこんできたばかりなのに、また別の髪の教徒と問題になってしまいました。


 私達が悪いわけではありませんし、相手の方が悪いのですが、何だか学校に入学してから色々な事に巻き込まれている気がします。


 このままだと、まだ色々な事がありそうなので、ちょっと気が遠くなりそうかも。


 けれど、友達がたくさんできました。


 クラスメイトだけでなく、他のクラスの子とも仲良くしています。


 最初は身分とか種族の違いが気になって、壁になってしまったらどうしようと思っていたけれど、そんな悩みがばかばかしくなってしまうくらい、学園生活がうまくいってます。


 その一つはきっと、クラスの中にいちょっと変わった、とさかさんという男子生徒のおかげでしょう。


 誰かが種族の違いで悪口を行ったりすると、愛の教徒みたいになってしまうぞと脅しながらたしなめてくれるんです。


 身分の違いをひけらかして行動する生徒にも、いま教徒レベルが上がったなとか言って、たしなめてくれます。


 でも、時々悲しそうな目をするのが印象に残ってて。


 きっと今まで辛い事がたくさんあったのかもしれません。

 だから、その分ひとにいっぱい優しくしてあげている、そういう人なんだと思います。


 学園生活では不穏な事も時々あるし、不安な事もあるけれど、私は毎日楽しくやれています。


 だから、お母さん、お父さん。


 私をこんなどきどきわくわくする学校におくりだしてくれてありがとう。



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