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乙女ゲームの世界に転生したから悲劇を阻止しようとしたんだけど、運命の修正力が強すぎた。  作者: 仲仁へび
第二章 愛の教徒

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第4話 成すすべもなく捕まった



 その後俺達は、急いで職員室にかけこんで事情を説明した。


 これまた、かくかくしかじかだ。


 教師達は最初「何言ってんだこいつら」みたいな顔をしてたけど、窓の外を見て本当だと分かったようだ。


 あいつらこの世界じゃ有名だからな。


 みんな、やばいぞみたいな顔になって、避難誘導の手順を確認し始めた。


 けど、ここでタイムオーバーだ。


「動くな! 動いたら殺すぞ!」


 おきまりの脅し文句が放たれて、連中が職員室に入って来た。


 だよね、やっぱり最初ここ狙うよね。


 大人達の巣窟だし!


 くそっ、対応が間に合わなかった。


 何もできなかったじゃねーか。


 俺のやった事、やっぱり無駄だったのか!


 俺は、職員室で他の教師達と共に捕まってしまった。

 のりこんできた連中は、「何でこんな所に生徒が?」みたいな顔してたな。


 今が授業中だって分かって、のりこんできた証拠だ。


 計画的犯行なのだろう。


 教師と生徒(つまり俺達)を縛り上げた後、さくっとこの後の事を話し合っている。


 でもそれは、これからするべき事はもうあらかじめ決めておいてるから、ただ確認してるだけって感じだ。


「うわー、俺なんでこんなとこきちゃったんだよ(小声)」

「でも、とさか君がこなかったら大人達に危機感共有できなかったと思うけど(小声)」


 フレオンが擁護してくれるけど、そうは思えない。実際約に立ってないじゃん。


「ううん、一人隠れて部屋を脱出してった。だから、いくつかのクラスには緊急事態だって事伝わると思う(小声)」

「えっ、まじで(小声)」


 見間違えとかじゃない?

 おれ後から、本当にそうだって話を聞くまで信じないよ?

 

 だって、ぬか喜びしたくないし。


 期待と不安に揺れる微妙な心境で、職員室から出ていくやばい連中を見つめる。


 奴らは、愛の教徒とかいうやばい組織だ。


 人間という種族を一番に考えていて、他の種族は人間の奴隷になるべきとか思ってる。


 そういうやばい思想を持った人間が集まってできた組織。


 それで、あちこちで騒ぎを起こしてるんだけど、今回はこの学校を選んだというわけだ。


 原作では、ヒロインと攻略対象達が協力してなんとかするんだけど、俺フレオンつれてきちゃったからな。


 どうしよう。


 これで、悪い方向にいっちゃったら、困る。


 俺、行動しない方が良かったかな。どうだろう。どうだろうね。

 考えれば考えるほど、嫌な想像ばかりが頭の中をめぐっていくな。



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