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かぐや舞う  作者: 合川明日
♯ 2
68/70

でし――

「おじょう、ここって――」


「あぁ。奴等やつらたけ』について何か知っているのか?――」


 ――お嬢には言っていないが、サッちゃんは私が『ひめ』で、『魔法まほう竹槍たけやり』で変身へんしんする事を知っている。


 それでも『魔法の竹』は、この竹林ちくりんった竹であることは言っていない。


 もし、私達をこの場所へれて来た事がただ偶然ぐうぜんや、人目ひとめかないから、なんて事がなければ何か意味があるだろう。


 それが、私達がいまにぎめているこの『竹槍』についてであるならあるいは――。


 ――山の竹林をながめながら、あれこれ憶測おくそくめぐらせていた私達は、自動車を運転うんてんしていた彼女の事を忘れていた。


 山の前でろされたとはいえ、これから私達は何をどうすればいいのか、彼女の案内あんない説明せつめい必要ひつようでその存在そんざいを思い出した。


「これから、私達はどうすれば――」


 っと、かえり、彼女へいかけた――。


 が、しかし、そこに自動車は無く、もちろん運転していた彼女もえていた。


 そのわりか、運転手の女性とはても似つかぬ女性と、一頭いっとううまがそこにた。


 ――十代じゅうだいくらいの、それでも私達より年上であろう女性。


 もんぺ姿すがた農婦のうふようたたずまい、お世辞せじにも洒落しゃれているとは言えない、そんな女性。


 そして何故なぜか、その女性に手綱たづなかれ、くらを付けた馬が一頭。毛並けなみが良く黒毛くろげであった。


 自動車や運転手の女性は一体いったい何処どこへ――そしてこの馬を引いた女性は一体誰なのか?


貴女あなたは一体――自動車を運転していた彼女は何処?」


「へぇ、そいずはオレでし――馬にまたがり、手綱を引ぐど姿が変わっですまうのでし」


 でし?――



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