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かぐや舞う  作者: 合川明日
♯ 2
60/70

泥船

「『非国民ひこくみん代表だいひょう』とは一体何か――それは自由の象徴しょうちょうだと私は思う。しかし、自分達のかれている状況じょうきょうしがらみ、その原因げんいんを知らないのに一体何が出来る。ただ非国民と呼ばれ、人々のくびけるだけではないのか。私は『ニンジン』と出会い、それを理解りかいした」


「――『ニンジン』の解放かいほうが一体どう関係かんけいがあるの?」


「私は、『ニンジン』が戦争の象徴だと思う――それに、やつにも心がある事が解かった。ならその象徴が意思いししめせば。あるいは…」


「解らないわ。もっと解りやすく――」


「奴と仲間をすくし、自由じゆうになった『ニンジン』達とこの国を開国かいこくさせる」


「――きたりだわ…」


「あぁ、うそだからな。しかし、奴やその仲間を救いたいのも、戦争の真偽しんぎを知りたい事も、非国民代表にりたい事も本当だ――唯、奴にはりが有る。このままだまっている事は出来ない」


「開国なんかより、よほど現実的げんじつてきね――応援おうえんはしないけれど、協力きょうりょくくらいならしてあげるわ。私も彼女にはまた会いたいし」


「となれば、どうやってさがすか――『憲兵署けんぺいしょ』にはないだろうし、『ニンジン』について知っている人物がるとすれば、やはり『夫人ふじん』か」


「『おチョコ夫人』――チョコレートの甘い誘惑ゆうわくだまされていたけれど、『ひめ』は彼女のやりかたゆるしていないわ」


「おたがてきわかったわけだ――どうする?なぐむか?」


「今のままでは、私も貴女きじょは無いわね――ちがわなくて?」


「……」


「私にかんがえがあるの――ってみない?」


「――『おーえす』ってか」


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