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かぐや舞う  作者: 合川明日
♯ 2
59/70

線上

「――って、そんな事どうでもいいわよ。なんの話をしていたんだっけ」


「どうでもくないだろ――とは言え、今は『ニンジン』についてか。やつ一体いったい何だ?それに、あの夫人ふじんも…」


「夫人は特権とっけん階級かいきゅうだから。それに『ニンジン』については夫人が――」


「そういう事じゃない。奴が何で出来できていようが、どんな目的もくてきだろうが関係かんけいない。何故なぜあんなものがるんだ?」


「それは…、戦争せんそうだから――」


「その戦争は一体何処(どこ)でやっている?――鎖国さこくとは何だ?」


 鎖国によって海外の情報じょうほうはおろか、この国で一体何がきているのかもからない。


 新聞しんぶん公共こうきょう放送ほうそうもまるでそれをかくしているような、何事なにごとも無いかの様にありふれた出来事できごとの放送ばかり。


 戦争など最初さいしょから起きていないかの様に。


 さわいでいるのは学園がくえんや、町内会ちょうないかいばかり。


 私は何のため兵器へいきつくり、竹槍たけやりてているのか――。


「――そういえば彼女、その『ニンジン』は戦争へ行くと言っていたわ」


「戦争へ――奴は戦争へ行くと言ったのか…。なら私はたしかめたい。戦争を」


舞子まいこ――」


「私は戦争が本当に起きているのか、一体何処で誰が、何の為に戦っているのか知りたい。確かめたい。その為には、その『ニンジン』を――」


「どうする気?たすけたいのでしょう?彼女達を――」


「誰が助けないと言った――さっきは感情的かんじょうになってしまったが、『ニンジン』には聞きたい事が山ほどある。それが結果的けっかてきに助ける事になるだろう」


「?――」


「私は全ての『ニンジン』をはなつ――自由じゆうに、解放かいほうさせる」


「!?――」


 ――ボソッ。


「自由になった『ニンジン』は、戦場せんじょうへ行くだろうか?――」


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