組織
結局彼女達からの嫉妬からは逃げられず、舞子にも捕まってしまった。
気を利かせたマサは先に帰り、私と舞子は人目に付かない近くの神社に来ていた。
「何で逃げるんだよ――心配してたんだぞ。『ニンジン』に捕まって何処かへ連れていかれるし。追いかけても居なかったし」
「別に貴女から逃げた訳じゃないわ。唯――」
「話せよ。一体何があった?――」
私は包み隠さず――とはいかず、私自身何も解らないのだから、起きた事をそのまま話すしかなかった。
但し私の過去や、サッちゃんが知り合いである事を隠して。
「――彼女も仲間を助ける為しょうがなくやっていた事で、元々私達を捕まえる気なんてなかったのよ」
「うぅ…。仲間の為に――」
「舞子――泣いているの?」
まさか彼女がこれ程涙もろいとは――というか、今の話にそんな所は無かった様な。
「決まりだ――私達、非国民代表『金の竹槍』は奴とその仲間達を助ける事にした!」
「ほら~!結局そうなるから話したくなかったのに」
ん?『金の竹槍』?――何の事だ?
『金の竹槍』――彼女曰く、昨日徹夜で考えた私達の総称だそうだ。
変身した私と舞子――『姫』と『お嬢』は非国民代表として、その象徴に成るべく、組織を形成し自由と尊厳の為戦い続ける。らしい。
名前はともかく、頭が痛くなる様な事を――私はやるとは言っていないのだが。
非国民代表組織『金の竹槍』――却下ね!
「えぇ~。じゃあ、『ふたりは非国民』は?」
「嫌よそんなの――もう、いっそのこと『竹槍戦線』でいいわ」
「悪くない、もう一捻り欲しいな。例えば――」
例えば――。




