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かぐや舞う  作者: 合川明日
♯ 1 『かぐや』と『姫』
54/70

覚えて…

 !?――一体何がこったのか? 体がちゅういているような。


 走馬灯そうまとうを見ていて…。それで――。


 私は自分がひとみじている事に気付きづき、おそる恐るそれを開いた。


 ――すると本当に宙に浮き、空をんでいた。


 一体何故(なぜ)――目の前には『ニンジン』が…。というより、彼女にきかかえられ空を飛んでいたのだ。


 状況じょうきょう理解りかい出来できない。走馬灯を見ていた事さえ夢の様な。ならばこの状況も夢なのだろうか?


「ねぇ、貴女あなた!かぐやちゃんでしょう!?絶対ぜったいそうでしょう?――」


「――どうしてそれを」


 竹槍たけやりはまだ持っている。という事は、『ひめ』のままなのに何故?


「やっぱり!私よ!『満月まんげつ』――『サチコ』よ!」


「サッちゃん――」


「そう!『サッちゃん』――なつかしい!何時いつ以来いらいかしら」


 兎型うさぎがた機械きかい駆動くどう模型もけい――走馬灯で思い出した、私の親友。


 しかし、見た目がちがうし、どうしてこんな所でこんな事を?それに――。


「――どうして私だと?」


「解かるわ!だって、『サチコ』って――『サッちゃん』って呼ぶのは、かぐやちゃんだけだもの!」


「ええぇっーー!?どうして?一体なんで?それに随分ずいぶん綺麗きれいって――」


「――それはかぐやちゃんもよ」


 言われてみれば色合いろあいは当時とうじのまま変わらず、兎をしたずんぐりとした体型たいけいから、人型の細身ほそみな体型に変わり子供の友達より、大人な感じである。


 しかし、そう言われてもにわかにはしんじられない――が、私を私と分かるのは『おじょう』か、もしかして彼女(くらい)なのか。


 彼女との再会さいかいは、うれしさよりもおどろきのほうまさった。


 それもそのはず、今の今まで彼女の存在そんざいわすれていたのだから――。



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