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かぐや舞う  作者: 合川明日
♯ 1 『かぐや』と『姫』
52/70

彼女が

 ――彼女!?


「気が付いたか?『ひめ』――やつに私達の攻撃こうげきいていない。しかし、奴の攻撃も私達には効いていない」


「私達をつかまえるため手加減てかげんを?――『第七感だいななかん』がよわまるわけね」


「奴のねらいが私達の正体しょうたいあばためなら、私達を弱らせ心をろうとするだろう。このままではジリひんだ――」


「じゃあ、一体どうすれば…」


「私達がこの場をける為には、奴をたおすしかない。しかしそれが出来ないなら…」


「なら…」


「あの性能せいのうだ、すきを見せれば捕まる――私がおとりる。その隙に逃げろ」


「『おじょう』――もう、いいんじゃない?私達の正体をかしても」


「!?何を言って――」


「別に何か悪い事をした訳でもないし――正体を知れば夫人ふじんだって」


「――この場に者達ものたちただ好奇心こうきしんだけなのだろうが、それだけではまない事に成ったんだ。お前がほうけて聞いていないだろうが、夫人のうしだては『ニンジン』を使ってまで、私達を捕まえようとしている。もう、そんな次元じげんの話ではないんだ」


「――貴女きじょいて行くくらいならそれもいいわ」


「囮にも成れないくせに、生意気なまいきぬかすな――」


 万事休ばんじきゅうす――これ以上は体力が持たない。生身なまみの人間に対して、相手は機械きかい駆動くどう。お嬢の言う通りこのまま二人で捕まる位なら…。


 私は囮にも成れないのかもしれない。しかし、夫人の目的もくてきを、彼女の注意ちゅういを引く事位は――。


 お嬢ならその隙を逃さないだろうし、無駄むだにもしないはず


 じわりじわりと近付ちかづく彼女に、私達はめられ、私の決心けっしん竹槍たけやりをその場で手放てばなす事を決めた。


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