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かぐや舞う  作者: 合川明日
♯ 1 『かぐや』と『姫』
49/70

ご都合主義

 パチパチパチ!!――。


「今日はそのために――だから、こうやって」


 いまなんて?――拍手はくしゅが大きくてこえなかった。


貴女方あなたがた人並ひとなみはずれたちからっていると――」


 まさか、私達をおびきせる為に――。


勿論もちろん力尽ちからずくにでも――」


 私達の正体しょうたいる為に――。


最新さいしん自動じどう人型ひとがた決戦けっせん兵器へいきも――」


 私達の正体を知らないから――。


 ――すべてがうそだったの?


「『ひめ』!!――前を見ろ!!」


 『おじょう』――。


 ――護送車ごそうしゃからりて来たそれは、ひとかたちをした人間ひと以外いがいのものだった。


「アナタから、コウエネルギーをカンジます――」


 人工じんこう人間にんげん――。人型ひとがた機械きかい駆動くどう模型もけいに、疑似ぎじ思考しこう思想しそうんだ疑似ぎじ人間にんげん


 機械きかい仕掛じかけのそれは、とても人とは呼べぬ代物しろものだった。ゆえ無尽蔵むじんぞう破壊はかい生産せいさんかえす事が出来でき最後さいご倫理観りんりかんから人間の形だけがのこった。


 ただ役割やくわりたす為()進化しんかするそれは、人の形をたもつ事が一番いちばんむずかしかった。


 そんな都合つごうい『人間ひと』を人間にんげんは『ニンジン』とんだ――。


 ――女性の姿すがたかたちをしたそれは、形だけは人間ではあったが、ぎの素材そざいき出しに、塗装とそうはしてあるがふくなどてはいなかった。


 銀色ぎんいろは元々の素材の色なのか、桃色ももいろは塗装なのか、人間とは程遠ほどとおい見た目。しかし、それは『ニンジン』としては良く出来ているらしい。そんな事を夫人ふじんが言っている。


 ――何かとても遠くで聞こえたような。それは今の事ではなかった様な。


 私は『ニンジン』というものを知らない。その言葉ことば自体じたい今知いましった事だ。


 しかし、私は――。


『――ちゃん…』


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