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かぐや舞う  作者: 合川明日
♯ 1 『かぐや』と『姫』
40/70

名前。

 ――――。


「――これで宝物ほうもつふたつ目ですね、隊長たいちょう


「あぁ、これでひめもおよろこびになるだろう」


「それにしても、さっきの奴等やつらは一体?まさか、織姫おりひめ手下てしたじゃ?宝物をねらって――」


「それは無い。あの雨女あめおんなが宝物をそろえたとて…。が、無関係むかんけいとも言えない。あのてくれ――奴がまだ生きていれば、あるいは…」


「或いは?――」


「どちらにしろ、乙姫おとひめ身柄みがらはこちらにる。いもうと見捨みすてる事など出来るものか――」


 ――――。


ってみろ、この新しい『魔法まほう竹槍たけやり』を――」


 『おじょう』からうながされ、彼女の持っていた魔法の竹槍を私はり、彼女は変身へんしんけ『西條さいじょう舞子まいこ』へもどった。


「やはり――」


 ――わたされた魔法の竹槍では、私は変身しなかった。


 前の魔法の竹槍でもそうだった。彼女が変身する竹槍を私が持っても変身はせず、私が変身した竹槍で彼女も変身しなかった。


 ――その魔法の竹槍は変身した者の専用せんようらしい。それが今はっきりとした。


 私専用の魔法の竹をさがさなくては――。


 彼女はどうやって見つけたのか。当然とうぜんではあるが、彼女は一本しか持っていない。


 たけ一本いっぽんにつき、槍一本――そういうことだろう。


「この竹は何処どこに?何かわった事や、ちがいは有った?どうやって見つけたの?」


 私は西條舞子へ竹槍をかえし、彼女はまた、『お嬢』へ変身した。


「やはり、この竹槍は私専用か――私の竹槍。魔法の竹槍。を『爆竹ばくちく』」


 名前()けたんだ。


「お前も、早く見つけるのだな――お前の新しい魔法の竹。『新竹しんちく』を」


 ご丁寧ていねいに、私の竹槍にまで名前を――このさい名前(など)どうでもいい。


 私の話をいてなかったのか?


「竹槍も新しくった事だ。心機しんき一転いってん変身時へんしんじごえりを――」


 いや、聞いてないな。これは――。


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