一昨日
「私の姿が見えるだけではなく、宝物まで狙っているとは――貴女は一体?まさか脱星者!?」
「ダッセェ~?」
「それは無いか――ならば貴女、金髪や銀髪に心当たりは?」
「金髪なら、一昨日家に――」
「ほう、其奴は一体何をしたという?」
「家の蔵に在った骨董を――」
「宝物か?」
「人によっては――」
「盗んだのか?」
「――はい」
「では貴女は、其奴の仲間か?――宝物をどうする?」
「違いますし、宝物でもありませんよ、多分」
「――フム…。では、其奴は今何処に?」
「逃げましたよ。何処かに――私も、私からも質問をよろしいですか?」
「申せ――」
「何故金髪なのですか?」
「私、いや私がか?それとも其奴がか?――」
「う~ん、どちらかというと貴女が」
「フム、考えた事も無い――生まれ落ちたその時より変わらず」
「――では、外国の方?それにしては…」
「外国?――国など無い。故に――」
故に――。
「退けーー!宮本!!――」
西條舞子!?――。
いや、『お嬢』だ!――。
『お嬢』に変身した彼女は、何処からともなく飛び出し、金髪の彼女に竹槍で襲い掛かった――。
一瞬の出来事に止めることも出来なかっが、お嬢が突き出した竹槍を彼女は避け、当たらずに済んだ。
――『魔法の竹』を見付けたの?それじゃ、松竹梅ではなかったの?
でもなんで、お嬢は彼女に竹槍を?
「お嬢!――一体何をしているの!?危ないじゃない。彼女が何を?」
「お前こそ一体何と話している?そいつ、足が無いじゃないか――」




