表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
かぐや舞う  作者: 合川明日
♯ 1 『かぐや』と『姫』
37/70

玉の枝

 金髪きんぱつの彼女は、自分が見えていることを不思議ふしぎがり、何やらつぶやいていた。


 不思議なのはこっちである。突然とつぜんあらわれ、一体何なんだ――。


 それに金色こんじきの光で見えなかったが、彼女一体どうやって山頂さんちょうまで来たのか?


 まさか月から?――いや、それは無いか。


 と、彼女の登場とうじょうや、その容姿ようしわすれていたが、私はそれどころではなかった。


 私に用が無いのなら退いてもいたい――そこには松竹梅しょうちくばいるのだから。


「あの!――そこ、退いてもらえませんか?私、その竹に用が…」


「ハッ――すまない、つい」


 彼女は素直すなおに退いてはくれた。


 言葉はつうじるらしい。それにどうやらまともそうだ。


 これにじょうじて、その姿すがたについて聞こうか――いや、ただ非国民ひこくみんだったら…。


 それとも、最近金髪が流行はやっているのか?一種いっしゅ自己じこ表現ひょうげん、外国へのあこがれ。もとい反発はんぱつ


 しかし、これではぐに非国民ひこくみんりにってしまうのでは――。


「――ん、ちょっと待て!これは、『乃元のもとたまえだ』ではないか!?」


 『火乃元の玉の枝』?『の』が多い――松竹梅の事か?しかし、この竹の存在そんざいを知っている人間なんてほとんどいないはず。何か勘違かんちがいをしているのでは。


「やはりうわさは本当だったか――」


「あの、それ――」


「――貴女きじょも『火乃元の玉の枝』を?わるいがわたせないな」


「そんな!?何故なぜ?」


 渡せないですって?――何故?この人はこれが何かしっているの?


 それに、だれの物での無いはず。


 ――もしかしたら『魔法まほうたけ』かもしれないのに。


 少しでもれる事さえ出来できれば――すきをついてさわるか。いや、もし本当に魔法の竹なら、私が変身してしまう。


 変身した姿を見られてしまう――。


 しかし、それはそれで…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ