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かぐや舞う  作者: 合川明日
♯ 1 『かぐや』と『姫』
36/70

今更、尚更

「何なの一体――」


 まばゆい光の中からあらわれた金髪きんぱつの女性であろう人物は、松竹梅しょうちくばいの前、あたりをうかがっていた。


 私にはまだ気が付いていない。


 金髪――それだけではない、雰囲気ふんいきまとった光、それが『ひめ』にそっくりだ。


 彼女は一体――。


 あの光は一体何だったのだ。何処どこから現れたのか。


 ――まさか、彼女も『だい七感ななかん』を!?


「あ、あのっ――」


 目が合った――。


 山のいただきから斜面しゃめんしたの私を見下みおろし、彼女の視線しせんにらけるようなものだった。


『うっ――』


 ――彼女は私を一瞥いちべつし、おもむろに歩き出した。


 松竹梅の前を通り、少し歩いた所で止まり私を見下ろし、目が合った。


 また睨み付けられている様で、私は何も言えずにいた。


 そして何事なにごとも無かったかのように、視線をらし、また歩き出す。


 松竹梅の前へ戻り、今度こんど反対はんたいへ。


 私はそれをただ目でっていた。


 彼女はまた少し進んだ所で止まり、私を見下ろす――また目が合う。


 そして逸らす。


 ――行ったり来たり、何回かかえし、何度なんども目が合い、何回かそれが続いた。


 一体何なんだ――。


「あの!貴女あなたは一体?――」


「!?――貴女、私が見えるの!?」


 彼女はおどろき、大袈裟おおげさらした。


 それには私も驚いた――彼女、自分が私に見えていないと思っていたのか。


 私の危険きけん回避かいひ能力のうりょくが言っている――この人は不味まずい。


 もしかして、私の第七感が反応はんのうして?


 見えない事、それが彼女の第七感?彼女は変身へんしんしているのか?


 そうじゃなきゃ――何か、かかわり合いにならない方がいい人物なのかもしれない。


「おかしい…、たしかに非空間ひくうかんばく雷電らいでん掃射そうしゃさせたはずなのに――」


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