表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
かぐや舞う  作者: 合川明日
♯ 1 『かぐや』と『姫』
30/70

作戦の為に

「私、やるわ――あれだけ期待きたいされているのだもの、夫人ふじんようが居まいが、憲兵けんぺいしょへ行かなくてわ」


「――昨日、憲兵署へ行った。そしたら、ご丁寧ていねいがみってあった。護送ごそうについて、あのうわさどおりの事が書いてあった。まず、間違まちがいないだろう。夫人は憲兵署に居る。そして、土曜に護送される」


「………」


「私達がやるしかない――チョコレートのためにも」


「……えっ?」


「――自由の為に//」


 彼女、西條さいじょう舞子まいこの計画では、多くの女学生が野次馬やじうまに来る事も重要じゅうようだった。


 華麗かれいに夫人をすくし、その存在そんざい確固かっこたるものにしたいらしい。


 それが非国民ひこくみん代表だいひょうなのだと。


 つまり、さらに人気が欲しいのだった。


 しかしそれ自体じたいは、こちらが何かをしなくともきっと大勢おおぜいの女学生がけ付けるだろう。夫人の為に――。


 それに作戦といっても、こそこそする事をきらう彼女は、堂々と正面しょうめんから行くつもりで、って無いようなものだった。


 何か準備じゅんびが有るとすれば、それは魔法まほう竹槍たけやり百合女ゆりじょから持って来なくてはならない事だった。


 なにせ月に一度の竹槍たけやり訓練くんれんに、その後の決闘けっとうでしか使ったことが無かったので、何処どこかへ持ち出した事が無かった。


 そのおかげで秘密ひみつは守られ、私達がこれまでしずかにらせていたのだが――。


 たして誰にも見つからず魔法の竹槍を持ち出すなんて事が出来るのだろうか。


 さわっただけで変身へんしんしてしまい、女学生に見つかればたちまさわぎになってしまう。


 女学生達は『ひめ』と『おじょう』の正体しょうたいを知りたがっているのだから――。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ