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かぐや舞う  作者: 合川明日
♯ 1 『かぐや』と『姫』
25/70

無敵的

 魔法まほう竹槍たけやりならけんだろうが、拳銃けんじゅうだろうが、なんなら戦車せんしゃだろうが負ける気がしない。


 彼女の言うことは大袈裟おおげさには聞こえるが、彼女は本気で、私も言われてみればと、そう思ってしまった。


「――でも、戦車は言いぎじゃない?」


わからないぞ――勝つ事が出来たら、戦争を終わらせる事が出来る」


 それが何を意味するのか、私には解らず、彼女の話ははなし半分はんぶんで聞いておこう。


 彼女は何やらかんがんでいるようではあったが――。


「――で、どうやって決闘けっとうもうむの?」


 問題はそこであった。いくら竹槍で無敵むてきになったとて、相手にされなければ意味が無い。


 いきなり憲兵署けんぺいしょに行き、決闘を申し込み、それをけるわけが無い。それどころか、私達が反逆はんぎゃくざいつかまりかねない。


 どんなに不利ふりでも、取引とりひき正式せいしき成立せいりつさせないと夫人ふじんかえせない。絶対ぜったい約束やくそくを守らせないと、同じことのかえしになりねないからだ。


 決闘に勝ちさえすれば、夫人も私達もおとがめ無し、無罪むざい放免ほうめん――それが理想的りそうてきである。


 しかし、一体どうすれば――。


「やっぱり、先にたすけ出してだな――力のかぎあばれ、破壊はかいの限りをくし、恐怖きょうふけ、『つぎ非国民ひこくみんりをしたら殺すぞ』とおどしをかける。もうこれしかないな」


 今になっていたが、彼女ってこんな性格せいかくだったっけ?


 いざ表立おもてだって『第七感だいななかん』を使おうとなってから、性格変わった?


 あれほど冷静れいせいで、非国民ひこくみんきらっていた彼女は何処どこに――。


 結局けっきょく、その日のうちに結論けつろんは出なかった。


 それこそ、そんなに簡単かんたんな話ではないのだ、結論などそう簡単には出ないだろう。


 それに、明日は丁度ちょうど学校の日でもある。何か情報じょうほうが手に入れば、作戦も立てられるかもしれない。


 そう彼女を、西條さいじょう舞子まいこ説得せっとくしたのだった――。

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