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かぐや舞う  作者: 合川明日
♯ 1 『かぐや』と『姫』
23/70

注目

「それより夫人ふじんは、『おチョコ夫人』はどうなったの?――」


 今更いまさらではあるが、それが私達に今一番重要(じゅうよう)な事で、話し合わなければならない事であった。


残念ざんねんだが、あの話は事実じじつだった――実際じっさい、夫人は非国民ひこくみんりにい、憲兵署けんぺいしょ留置りゅうちされている」


 やっぱり本当だったのか――。


 しかし、何故なぜそんな事になってしまったのか。たかがMPだけで…。


 こうなってしまった以上、夫人を助けたい。それが夫人に対する恩返おんがえしにもなるだろうし、またチョコレートを――。


 とはいえ、あわよくば彼女の作戦や、この力を使わず穏便おんびんに助け出したいものだ。


 女学生一丸(いちがん)となればどうにか――。


「何言っているんだ、この力はこういう時のためのものだろう?人の為に役立やくだてたいと思わないのか?」


 彼女の言う事はもっともであった。私もこの力を役立て――世間せけんから注目ちゅうもくを…。


 何という事だ、私はこの力を使い、人々から注目され、ちやほやされたがっていたのか――。


 そういえば、彼女、西條さいじょう舞子まいことの決闘けっとうも、女学生達から注目され、黄色い声援せいえん心地ここちかった。


 あの時感じた、何か不安ふあんような、たまらない感覚かんかくは、もっと大勢おおぜいの人間から注目されたくて――。


 私はこの力を使い、英雄えいゆうにでもりたかったのだ。


かる、わかる…。私もそうだった――初めは貴女きじょに勝つためだったけど、何時いつの間にか注目され、声援を受け、それが心地良くて…」


「――西條さん」


「さぁ、一緒いっしょりましょう。非国民ひこくみん代表だいひょうに――」


「それはちょっと――」


 彼女の言うそれは、私の思った理想りそうとは何か違っていた。


 何かこう、もっとかっこ良くならないか――。


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