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かぐや舞う  作者: 合川明日
♯ 1 『かぐや』と『姫』
22/70

彼女?

 次の日――。


 昨日の出来事がいまだに理解りかい出来ず、夢でも見ていたのか、きつねにつままれた気分だった。


 結局けっきょくくらにあった骨董品こっとうひんなど二束にそく三文さんもんにしかならず、チョコレートははかない夢とった――。


 魔女まじょについて、祖母そぼや母に聞いてみたものの、それこそ昨日の出来事の所為せいで私が心配しんぱいされ、何か病気びょうきうたがわれる始末しまつだった。


 世界をほろぼすなど口がけても言えなかった――。


 すっかり忘れていたが、西條さいじょう舞子まいこが私の家へたずねて来た――それどころか、夫人ふじんの事もすっかり忘れてしまっていた。


 あの金髪の女性の所為で…。


「西條さん、今日はどうしたの?決闘けっとうならまた来月に――」


「何をぼけた事を――忘れたのか?今日何をするのか」


「はぁ…。私のチョコレート…」


「そう、そうだ。チョコレートだ――このままだと、もう二度とチョコレートを食べられなくなるぞ」


「だから、それは夫人が…。夫人が…。夫人?――あっ!『おチョコ夫人』!!」


 薄情はくじょうののしられた私は、昨日の出来事を話し、『第七だいななかん』という新しい名前を提案ていあんした――。


 名前は私が考えた事にして――。


 『すじとおっている』――そう言った彼女は、しばらくのあいだうでを組み、考え込んでいた。


 彼女も思うところがあるのだろう――私もあんな話を聞かされたら…。


「――結局けっきょく何一なにひとつ分かってないじゃん。魔法まほうが何か、何故なぜ変身へんしんするか」


「うっ…。でも、それが魔法だから――」


「でもまぁ、魔法が『第六だいろっかん』に作用さようしてか――確かにそうとしか言いようが無いな。それでえずは納得なっとくするか。今はそれどころじゃないからな」


 事態じたい一刻いっこくあらそう――そう彼女は言った。


 私の家でくつろぎながら。


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