第七感
「魔女も魔法も、貴女が思っている通りのものだと言えるし、違うとも言える――決まったそれが無い以上、魔法としか形容出来ないものが魔法、魔女としか言い様が無いものが魔女。ということになるわ」
「……」
「ここに書いてある事も、そうとしか言えないわね――何せ私は、魔女を見た事が無いのだから」
「それじゃあ…、例えば――人と違う体質で、ある物に触れる事で容姿が変わる事は、魔法であり、魔女ということなの?」
「興味深い質問ね――例えば、どんな体質なのかしら?」
「例えば、例えばよ――『危険回避能力』とでもいうのかしら。『第六感』そんなものが備わっている体質で…」
「――それから?」
「例えば――そう、竹槍。竹槍なんかを持つと…。唯の竹槍じゃないわ、決まった…、特別なものを持つと…」
「――容姿が変わってしまう?」
「それだけじゃない。その能力も増して、強くなるわ」
「――私はね、実はある国を探しているの」
「えっ?――」
「その国は『魔女の国』――私はその国を探している」
「そんな国が在るの?」
「もし、魔女としか言い様が無い者が、魔法としか言い様が無い事をしていて、そんな人々が暮らしていたら、それはもう『魔女の国』としか言い様が無いわ」
「ん?う~ん?」
「――貴女の言うそれも同じ。魔法が第六感に作用しているとしか言い様が無い。あえて形容するなら、『第七感』とでも言うのかしら」
「『第七感』――」
「七番目の感覚が魔法によって目覚めた――自分以外に干渉する力。それが『第七感』」




