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かぐや舞う  作者: 合川明日
♯ 1 『かぐや』と『姫』
19/70

価値

 私の家のくらねむ古書こしょが、世界をほろぼす事が出来るですって!?――。


 さっきから、この人物は一体何を言っているのか――ついていけない。


貴女きじょのお婆様ばあさま魔女まじょで、今でも魔法まほうが使えれば――今直いますぐにでも」


「そんな事、信じるわけ――それって、お婆ちゃんじゃなきゃいけないの?」


「魔法が使える魔女なら誰でもいいわ」


「ほっ、本当に?ちょっと、私にも見せて――」


 その古書には、見た事も無い文字が書かれていた。何語なにごかは解らない。


 当然とうぜん私には読めないので、その事の真偽しんぎが判断出来ない。


 そもそも、それを読めたとしても、はいそうですかと、信じられるものでもないのだが。


「貴女は、この文字が読めるの?」


「えぇ、読めるわ。こういうの得意とくいなの――ところで、この古書(ゆず)って下さらない?」


 ゆずるも何も、そのために来てもらっているのだか――。


 しかし、話を聞いた後だからか、それを手放てばなすことが何やら勿体もったいなく思えて来た。


 話を本当に信じたわけではないが、まんいちおくいち何時いつか使う時が来たら――。


「これだけで、十万じゅうまん出すわ――」


 十万!?そんなに?


 現在の価値かちにして、一千万いっせんまんほどである。


「どうぞ、どうぞ。家にあってもたからぐされですので」


 それだけもうければ、チョコレート食べ放題じゃないか。


 それに、ような書物がまだこんなに――一体いったいいくらになるのやら。


「――っと。ほかのものはらないわ。ほとん価値かちが無いわ」


 ま、まぁそんなものだろう――。


 あっ――そういえば、大事な事を聞いていなかった。


「あの、魔法って一体何なんですか?魔女って一体――それに、その書物には一体何と書いてあるの?」


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