表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
かぐや舞う  作者: 合川明日
♯ 1 『かぐや』と『姫』
15/70

作戦

「ちょっ、ちょっと待って――私もなの?」


「お前、あの竹槍たけやりを、このちからをどうするつもりだ?――あんなくだらないこと続けて、力の無駄むだづかいだと思わないのか?」


 そのくだらない事は、貴女きじょが最初に仕掛しかけて来たのだけれども。


「どうせ、貴女も思っていたのだろう?『こんな事でいいのか』と――こんな機会きかいを待っていたと」


「うぅ……。何か、さくでもあるの?」


「――まぁな」


 彼女の言う策とは、とても策と呼べるものでは無かった。というか、彼女の欲望よくぼうそのもののようだった。


「いいか?まずはじめに私達の存在そんざい世間せけんに広めなくてはいけない――」


 そのため防災ぼうさい無線むせんるらしい。


 防災無線を乗っ取り、MPを使い乙女おとめたましい『シンディ』を流す。そして、世間に宣戦せんせん布告ふこくするという。


「それがんだら、押収おうしゅうされたチョコレートを取り返す」


 大概たいがい、チョコレートの所持しょじが見つかっても没収ぼっしゅうだけで済む。非国民ひこくみんりは滅多めったになく、それほどめずらしかった。そして、その押収されたものは、憲兵けんぺいしょ倉庫そうこ仕舞しまわれているらしい。


 そこをおそい、自分達の姿すがたを見せ、その犯人はんにんが『ひめ』と『おじょう』であることをおぼえさせるとのこと。


 その時に『おチョコ夫人ふじん』を助け出すらしい。


「夫人はついでにって事?――」


目的もくてき分散ぶんさんさせることで、彼女への意識いしきをこちらへけさせるためだ。他意たいは無い」


「へぇーそう」


「ゴホン――それじゃ、始めるか」


「待って。今から?――」


「時間がしい。さっきも言ったが、手遅ておくれになるぞ」


「私、今日は午後から用事ようじがあって――」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ