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最強の殺し屋は引退した後ゲーム廃人になるらしいです  作者: ドンドコ
ガンフラ 4章 傀儡人間劇場とブラインドコマンダー
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犬猿の仲の二人(VER2.0)ォオ~!!(゜Д゜ノ)ノ

久しぶりに銀魂の怪談話を見てしまう。

あれって結局どうなったのかな。

 櫻木、ジェームズの戦闘開始前、マインドとリクリエーターは相手陣地に進行する前の出来事。

 「早く来い。役立たず。」

 「くそ。ぐうの音も出ねえ事実言いやがって。」

 マインドは現在何も装備せずに敵陣営まで向かっていた。

 まあ理由はただ一つ、武器装備の制限によるものである。

 「というかこれってチーム戦なんだろ。ないのか。ポイント譲渡出来るシステムとか。」

 「えーと・・。あるにはあるよ。ルールには明記されなかったというか、小さい文字で書かれてたよ。」

 「そのやり口って何。完全に何かあった時にここに明記していますよとかのやつじゃん。ぼったくり店でよくあるやり方じゃん。」

 まあ思い返してみたら書かれていた。

 ※小説内ではあまりにも表記が小さかったため、作者がガチで見落としていました。

 「それで、どうやって行うんだ。」

 「確か相手に触れることでポイントが渡せるとかだったはず。」

 「へえー。」

 マインドはリクリエーターに手を伸ばす。

 「何それ。」

 「だって俺ポイント少ないから。ポイントちょーだい。」

 「ねだり方が子供だな。」

 つまり手を触れるとポイントを渡せって意味か。

 いやだな。

 リクリエーターは嫌な顔をする。汚いものを触るかのような顔だ。

 「顔にでてんぞ。どんだけ嫌なんだよ。」

 「嫌なものは嫌さ。」

 「はっきり言ったな。しょうがない。じゃあ手の甲ちょっと触れるだけでいいか・・・」

 マインドが手の甲を差し出した瞬間、リクリエーターはマインドの顔を殴った。

 するとある発見をした。

 「おっ。ポイント100ぐらい渡ったぞ。よかったな。」

 「どこがだ。なんで殴った。というかなんでポイントが渡った。」

 「え。だって相手に触れたらでしょ。手を握るのは気持ち悪かったから、じゃあ殴るかって思った。グフッ。」

 そして今度はマインドがリクリエーターの腹を蹴る。

 「確かにポイントが渡ったわ。すごいなこれ。」

 「笑顔で答えるな。目を輝かせるな。あと戻ってどうする。」

 「ちょっと待て。つまりあれか。俺は今から一方的に殴られるわけか。・・・いや防御しても大丈夫だな。」

 「おい・・・今の発言はどういうことだ。」

 「そのままの意味だ。雑魚の攻撃なんてくらわないって言ったんだよ。」

 「誰が雑魚じゃあ。タイマンはるかコラァ。」

 「やってみろや。」

 そして櫻木たちが開戦した時まで、彼らはポイント譲渡なのに、協力システムなのに、喧嘩が起こっていた。

 そして現在のポイントが、マインド2500ptリクリエーター1200ptとなった。

 「おまえちょっと。取りすぎ。」

 「仕方ないだろ。頭に血が上ってんのか分からないが、完全に攻撃回数多かったろ。」

 「途中から当たりに行ってただろ。見逃さなかったぞ。」

 「でもこれでようやく刀が使える。」

 スキルと合わせてもポイントは残る。まあもう一本刀を取りたいから、温存する手が良さそうだな。

 すると無数の弾丸が、二人に向かって飛んでくる。

 二人はその攻撃を避け、すぐさま攻撃地点に走る。

 「今のって。狙撃銃。」

 「にしては弾数が多い。いや、跳弾か。」

 でもあの人の跳弾とは何かが違う。今のは跳弾というか同時に撃ったかのようだった。

 「ひとまず中に入るぞ。」 

 マインドとリクリエーターは中に入る。

 すると両方向から砲撃が二人を襲う。

 リクリエーターはブーストトラップを展開させ、その砲撃を避けた。

 ブーストトラップ

 そのトラップの上に乗ると、矢印の方向に勝手に移動するトラップ。

 でもさっきのもトラップ。まさかトラップ使いか。

 「りっく。とりあえず敵陣地に侵入したけど、さっきのってトラップか。」 

 「ああ。同職の可能性もある。」

 いや、だからこそ見破られたというべきか。先程の試合もトラップがすぐに解かれたのはそういう意味だったのか。

 二人が立ち止まっていると、突然体が光りだした。

 「監視カメラか。」

 ハッカーのパッシブによるカメラの効果。

 この光は相手に発見されたってことだ。

 その時、弾丸三発が向かってくる。

 リクリエーターは大砲でそれを全て弾き飛ばした。

 マインドはその大砲を見てあることを思いつく。

 「天井破壊して。」

 その提案を聞くと、リクリエーターはにやりと口角を上げた。

 あくどい顔である。

 「ぶっぱなすぜ。上自体を。」

 大砲からとてつもない威力で砲弾が上に上がっていった。

 その発想はおそらくジェームズから来たのだろう。

 建造物の破壊。その考えはプレイ中には出てこない発想である。

 しかしジェームズがそれを行ったということは、建造物は破壊することが可能ということだ。

 砲弾は天井を貫く。

 そしてそこから大きな亀裂が入り、崩壊した。

 「流石だな。計算してんの。」

 「計算なんてそんな非生産的で効率的なことはしない。ただ見たらいいだけの話だ。」

 リクリエーターの持つゲームエンジンの未来視により、上から降る瓦礫は全てリクリエーターには当たらなかった。

 代わりにマインドの方向にたくさん降ってきた。

 「おい。どうしてここまでの嫌がらせが出来る。」

 「えへ。」

 「えへっじゃねえよ。」

 凄まじい土煙の後、敵二人が姿を現す。

 一人はバケツを被ったハッカー。

 もう一人は・・・紙袋?

 「ひいいいい。ここここここおこおこ怖いですぅぅぅ。」

 現れたもう一人はおびえながら、狙撃銃を持ってがたがたしゃがみながら震えていた。


ガンフラ豆知識

建造物破壊について

ガンフラは基本自由な戦い方が出来るため、基本的に破壊OKというところです。

ただし、システム上絶対に破壊出来ないものもあることを注意しましょう。

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