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最強の殺し屋は引退した後ゲーム廃人になるらしいです  作者: ドンドコ
ガンフラ 4章 傀儡人間劇場とブラインドコマンダー
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ボッドなんて所詮肩書きですよ ( ̄▽ ̄;)ハハ……

今月の末日に広島に行ったんです。

行きの新幹線で席のところにスーツケースが置いてあって、どけてくれませんかって言っても聞かなかったから、完全に頭おかしい人かと思ったら、その人日本人じゃなくて多分中国人だった。もしくは韓国人。1番焦った。

 第2ゲーム終了と共に、ジェームズとリクリエーターの2人は正座させられていた。

 「おいおいおい。ボッドにやられるなんて初心者ですか?」

 マインドは2人を煽る。

 「いや一応弁解させてくださいな。」

 「どういう口調でものを言う。」

 「天蓋を着けていた敵に2人ともキルされちゃった。しかも、似ている。」

 「誰に?」

 「カマボコくん。君にさ。」

 俺に似ている?

 まさか殺し屋なのか。それともそうじゃないのか。

 櫻木は困惑している。

 「その敵って。」

 「普通に中に人はいるよ。あの人は1人でやるなんて一言も言ってなかったようだし。」

 あれ?でもなにかおかしい。

 もしそのプレイヤーがいたのなら、一体いつ来たんだ?

 もしかしたら、あの時俺たちを誘ったのは、このためだったということじゃないのか。

 「でも今度はまた違ったやり方で行かせてもらう。攻撃は俺とリック。防衛にさくとジェームズ。この編成で行こう。」

 「待て待て待て。私は嫌だぞ。捨て駒ならいざ知らず。」

 「なるほどな。お前始まった瞬間殺すわ。」

 「ネーネー。」

 ジェームズは櫻木の袖を引っ張る。

 「ナカイイ?」

 「あー全然。私嫌いだし。」

 急にリクリエーターが入ってくるということが起こる。

 「デモワタシナカヨクナテホシイ。」

 するとリクリエーターは膝から崩れ落ちた。

 「はい。そうします。」

 しかも空を見ている。

 その様子を見て喜ぶ幼女とゲラゲラ笑う青年。

 おそらく人生で必ず見ないカオスな情景だなと感じた。

 


 一方ブラボーは。

 「いやー。足止めご苦労さま。」

 「ああ。しかし驚いた。なぜ君がここまで本気になって()()()を呼んだのか。」

 「まあいいじゃん。君たち()()は僕の目的のついでみたいなものでしょ。」

 《ボッド1》

 「ええそうですね。私とあなたの望みは一致している。あなたがイマインドプレデターを倒すこと。私たちは、セコンドハンドのデータ回収をすることが希望ですからね。」

 《ボッド3》

 「で、でも。行けますかね。ほほほほんとととうはは。ここわいいいですすす。」

 「まあたかがゲームなんていいたいところだけど、元々これは()()()()()()()()()()()。」

 「では、私たちはどうしましょうか。」

 「簡単だよ。君たち2人に言って欲しい。」

 「なるほど。私と彼ですか。」

 「それはそれは誠に光栄です。」

 「じゃあ僕と彼でここを守っときますよ。」

 「ひいー。怖い。怖いですーー。」

 「さーて。どう来るかな。」



 [第3ゲームスタート]

 マインドとリクリエーターはすぐさま敵陣地に向かっていった。

 2人が向かっていったことを確認すると、櫻木はジェームズに耳打ちする。

 ジェームズは櫻木にグッドサインを送る。

 するとジェームズは外に出ると、櫻木の陣地が大きく揺れる。

 「しかしこれほどの自由さは、完全に問題死されるだろうな。今更だけど。」

 ジェームズは現在、自陣地の塔の壁に手をめり込ませ、建物を移動させている。

 システムさえをも投げることが出来る怪力に、自陣地を運んでもらうという荒業。

 どう考えても考えれない離れ業に、敵は唖然としている。

 そして移動した先は、敵側の攻撃陣営であった。

 ジェームズは目を合わせた瞬間、櫻木の所まで戻る。

 「舐められているのか。」

 「まあ・・・・。門番があの子1人だけでしたらね。」

 「・・・・ボッド2。」

 「は?」

 「カカッテコイヨ。ノウキン。」

 「そんな幼稚な悪口でキレると思ってんのか。あー。」

 「いやキレてるんですよ君。ほら、あの子声で萎縮してますし。」

 ジェームズは突然の怒号でぷるぷる震えている。

 そしてその異変をキャッチしたのがボッド1だった。

 「今すぐに殺す。即断即決だ。」

 ボッド1がハンドガンを持つと、ジェームズは既にボッド2の背後に到達していた。 

 そして、後ろ襟を強く引っ張り、背負い投げで地面に投げつける。

 すると、突然毒ガスが辺りを覆う。

 ジェームズの力が弱まり、ボッド2は空中で姿勢を整え着陸する。

 「危な。一応使っておいて良かった。」

 「毒ガスは私にもダメージが入るのですよ。」

 「俺の場合。スキルでどうにかなるしな。」

 とはいえそれでもギリギリだったといえるべきだ。

 しかしこの感じどこかで見覚えが。

 「まずい。逃げろ宵咲(よいさき)。」

 「おい。」

 すると、背後から殺意とともに青年が現れた。

 「ネットリテラシーは知っているはずだろ。しかも、俺の目の前でそんな名前言えたな。ということは、あんたも同じか。」

 櫻木は血相を変えてこの場に現れる。

 すると、ジェームズは宵咲を腕を引っ張り、遠くに投げ飛ばす。

 「セコンドハンドさん。君とはただ同じ人間として招待しただけですよ。」

 「よくも軽々しく言うな。何しに来たんだ。殺死名(ころしな)暦十二家系(こよみじゅうにかけい)。別名殺人名家。」

ガンフラ豆知識

毒ガスについて

毒ガスは麻痺、倦怠感、発熱、腹痛と、効果自体が割とリアル。

また、研究者という職業になると、毒ガスの開発を行うことが出来る。

ちなみにこのゲームでは珍しく、毒はHPを減らす効果がないどのこと。

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