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最強の殺し屋は引退した後ゲーム廃人になるらしいです  作者: ドンドコ
ガンフラ 4章 傀儡人間劇場とブラインドコマンダー
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たまによく居る偽物 (・Д・)ウソ…ダロ

今回文字量が少ないのは気にしないでください。

 第2ゲーム決着から数分前に遡る。

 リクリエーター、ジェームズはマネキンの大群がいないことを悟り、敵の本陣まで向かっていったのだ。

 「ジェームズくん。どうやらこの中にいるのは私たちだけかもね。いてもおそらくボッドとかだし。」

 「ソウダネ。」

 2人は敵陣営の奥まで進む。

 リクリエーターは奇襲を警戒して、トラップをはり続ける。

 ジェームズはそのままコアを目指さず、警戒しながらリクリエーターと一緒に歩む。

 するとジェームズの視界に、プレイヤーが映る。

 「リクリエーター。アソコ。」

 ジェームズはリクリエーターにプレイヤーの位置を知らせる。

 リクリエーターがその方向を見ると、天蓋を着けて座っているプレイヤーが見えた。

 そのプレイヤーは微動だにせずただ地べたを座っている。

 そしてその後ろにはコアがあった。

 「どうするべきなんだこれは。ひとまず、動向を見てから判断しよう。」

 リクリエーターの提案をジェームズはくみとり、そのまま忍び足で近づく。

 どうする。

 おそらくあいつは今危害を加えない方がベストかもしれない。

 でもどう来るんだ。

 相手は私たちの姿を見ていない。

 どう転ぶかは定かでは無いけど、このまま暗殺した方が見のためか。 

 いや、勝利条件はコアの破壊。

 むやみに倒しても意味が無い。

 ここはやはりコアをここで狙・・・

 「考えは済んだか。」

 すると、リクリエーターの両腕が一瞬で消し飛んだ。

 1太刀。

 されど1太刀だ。

 そのプレイヤーは既にリクリエーターの腕を太刀で切ったのだ。

 そしてもうそのプレイヤーはリクリエーターの背後に回っている。

 しかしジェームズはその一瞬の判断で、プレイヤーに重い蹴りを与えた。

 そのまま真横に吹っ飛ぶ。

 「ダイジョウブ。」

 「ああ。何とかギリギリ。アイテム使ってなかったら本当に死んでたよ。」

 リクリエーターの両腕は元に戻る。

 アイテム ダミーアーマー

 1度だけ攻撃を無効化するアイテム。

 ただし使用後すぐに武器を使うことは出来ない。

 「なるほど。私は今偽物を切ったということですか。」

 こいつ。ボッドって名前だけど、ボッドじゃない。

 多分名前をそう変えているんだ。

 「ドウスル。」

 「安心して。ジェームズくん。コアに攻撃すればいい。人数有利に持ち越しているんだ。だったらここで私が仕留めなくちゃ。」

 「作戦は終わりですか。」

 おそらく今のは刀。

 ということは侍と考えた方が良さそうだな。

 もしくは別の古代製物持ちの職業。

 なら、遠距離は無いはずだな。

 だったら、このトラップで倒す。

 すると敵に数個のトラバサミが腕や足に噛み付く。

 「なるほど。トラバサミですか。そのトラバサミはおそらく全て行動を制限させるものでしょう。」

 リクリエーターは大砲を構え、発射する。

 大砲またの名をメガホンガン。

 大口の銃口に、直径5センチの弾を発射するもの。

 威力は高いが、その分リロード時間。攻撃速度が大幅に遅い。

 でも身動きが取れない今なら当たる。

 「なるほど。それは考えましたね。」

 ジェームズはトラバサミの合図ですぐに向かっている。

 狂戦士のスピードは遥かに早い。

 しかし、大砲の弾と、ジェームズが撃ち抜かれる。

 大砲の爆発で視界を奪われ、辺りが見えなくなった。 

 するといきなり胸に銃弾が数個撃たれる。

 そうか、そうなのか。

 この敵はかなり相性の悪い。

 パッシブで分かるんだ。

 あいつの職業は軍人。

 刀は古代製物では無い。ただの近接武器。

 そして今放ったのはショットガンだ。

 煙が晴れると、そこにはリクリエーターの死体がその場にあった。

 死体を確認すると、トラバサミの効果が消えた。

 「キルログにも書かれましたが、あなたはどうやら死んでいなかったようでしたね。」

 プレイヤーはジェームズの所まで来て、頭に1発の散弾を当てた。

 こうして第2ゲームはブラボーチームの勝ちとなった。

ガンフラ豆知識

軍人について

軍人は、ふたつのパッシブがある。

その内の1つは投擲具の所持数の増加。

もう1つは銃の扱いの向上である。

銃の扱いが向上すると、片手での牽制を行うことが可能となり、メインとサブを両方使うことができる。

今回は、刀とショットガンを両方使えるというものであった。

あとリロード時間が早くなる。

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