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最強の殺し屋は引退した後ゲーム廃人になるらしいです  作者: ドンドコ
ガンフラ 4章 傀儡人間劇場とブラインドコマンダー
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ライバルと友情と青くなる世界 (\ー̀֊ー́ )キゞ −−==≡≡≡♪̊̈♪̆̈♪̊̈♪̆̈♪̊̈♪̆̈♪̊̈♪̆̈♪̊̈

タイトルはぼざろの曲からとったものです。

顔文字はギターを弾いた感じのやつ。

 数日後

 櫻木はガンフラにログインし、適当に遊んでいた。

 「バトルして休憩してバトルして休憩して····結局この繰り返しか。」

 現在100戦中100勝

 ランクマがリセットされたので最初からやっていたらいつの間にかプラチナまで上がっていた。

 まあずっとチートとか疑われてるけど、そうじゃないんだよな。

 すると目の前に来た幼女が櫻木と衝突。

 次の瞬間驚いた。

 衝突した後倒れたのは櫻木の方であった。

 成人男性を突き飛ばす幼女。

 その後ろから見たことあるやつが走ってくる。

 「あっ。アルターエゴくん久しぶり。いや、ここではカマボコと言うべきかな。」

 そこにいたのは先日復帰したマオであった。

 ここではリクリエーターと呼ぶようにしているが。

 「いやーごめんね。知り合いが突き飛ばしちゃって。」

 「知り合い?というか仕事は。」

 「ああ。有給とった。」

 有給。まあ咎めるつもりもない。

 というか知り合いって、この幼女が。

 「リクリエーター。もしお前が捕まっても、待っているからな。」

 櫻木はリクリエーターの肩を手に置き、そう告げる。

 「いやまてまてまてまて。私そんなことしてないよ。」

 「えっ。もしかして誘拐じゃないの。」

 「誘拐してゲームさせてるとかどういうことだよ。身代金じゃなくてゲームを強要させる誘拐犯とかいるか普通。」

 「まあ大丈夫だよ。どんなことをしても多分神様は許してくれるさ。さっ。こんなことしてないで警察に」

 「だから誘拐じゃないよ。あとその顔やめろ。犯罪者に仕立て上げるな。」

 「まあそれもそれでいいかなって。大丈夫。多分今後の後書きには君の監獄生活が書いてくれると思うから。」

 「私ミニコーナーみたいな扱い受けてるの。というか君も会ったことあるだろ。」

 リクリエーターは幼女を指さす。

 会った?いつ?

 櫻木は記憶を掘り返すが出てこない。

 「ほら。ジェームズだよ。」

 ・・・・・

 ジェームズって、あれ本当のことだったの?

 そこに居た幼女は、少し前に暴れていたおっさんからはかなり遠ざかった部類であった。

 「えっ。あの写真ガチだったの?」

 「ガチだ。」

 そこにいるのはあんな筋肉ダルマのロン毛ではなかった。

 ランボーと言ったら伝わるのだろうか。

 そこからいきなり幼女になると脳内でバグを起こしそうだった。

 「ジェームズって本当にあの画像だったの。」

 「ああ。なんか・・・ドラゴンロードくんと一緒で可愛いよな。」

 リクリエーターはジェームズを持ち上げ、頬を押し付ける。

 ジェームズは頬をぷにぷにさせながら「むー。」と言っている。

 傍から見たらイケメンが幼女の顔を押し付けるもの。

 もしこれがあいつの開発したゲームであればすごい絵面になるだろう。

 おっさんがおっさんを持ち上げて頬を擦るんだぞ。 

 嫌だろ本当に。

 まあ今も本当にかなり変な目で見られてしまうがな。

 「おっ。こんなところにいた。探したぜ。」

 すると後ろからマインドがこの場に来る。

 ・・・・あれこれもしかしてレギュラー交代?

 この時には多分ハヤブサも来るようなものだと思うけど。

 本当に今回来ないんだな。

 「招待するんだったら場所も書いとけよ。探しまくったわ。」

 「招待?何の話だ。」

 「えっ。だってお前招待しただろ。メールでさ。」

 「いや、していないけど。」

 「はっ?いやいやそんなわけ・・・・」

 「はーはっはっは。」

 すると近くで高笑いしながら近づく者がいた。

 「マインド。いや、イマインドプレデター。今日こそ貴様をここで倒す。お前のライバル。スカラーがな。」

 ・・・誰だこいつ。

 というか何その格好。

 中央には『GG』とデカデカ書かれて、バケツを頭に被っている。

 というか全部の声反響して聞こえにくいし。

 その格好を見せないためなのか、リクリエーターはジェームズの目を手で隠す。

 「ミエナイヨ」

 「こら。見ちゃ行けません。」

 母親かお前は。

 「お。スカラーじゃん久しぶり。元気してたんだな。」

 「ああ。今日こそ」

 「へー。このゲームやってたんだ。あっ、もしあれならフレンド登録しようぜ。」

 「だからお前を」

 「そういえば今何してるんだ。最近会ってなかったから」

 「いやちょ」

 「もしかして偶然?なら一緒に遊ぼうよ。」

 陽キャすぎるだろ。

 マインドの言葉詰めにスカラーは勢いを無くし黙ってしまった。

 「ああ。私はいつあんな青春を消してしまったのだろうか。」

 そして隣でも後悔し泣きそうな人がいる。

 「高校でも友達一人もいなかったな。いつもトイレでご飯食べてたっけ。」 

 違った。陽キャにコンプレックスを持った悲惨な人であった。

 まあマインドは会社を持つぐらいのコミュ力はあるしな。フランクなのはいい事だけど、話を合わさないのはちょっとだめだと思うが。

 「ナカナイデ」

 ジェームズの一言でリクリエーターはさらに泣いた。

 そしてジェームズを強く抱き締めているため現在ジェームズは苦しそうである。

 周囲の人達がどんどんと離れていき、やがて変な空間が出来上がってしまった。

 

ガンフラ豆知識

バケツ被り物について

バケツの被り物は前回での攻防戦のランクマが上位1%の人にしか貰うことが出来ないかなりのレアもの。

名前は主張と頑丈の檻。かなりの変わったアイテムである。

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