システム的に頭がおかしいやつ (˙◁˙)キェェエ
今日も更新完了
明日は更新しません。
期待するなよ人間が。カスが。イケアの椅子壊し職人が。
「元死刑囚?どういうことだ。」
「彼女の名前はジェームズ・アマルガム」
「・・・彼女とは?」
「女性だぞ。一応。しかも子供っぽい。」
すると一個のファイルが櫻木に転送される。
「おい。ここでファイル転送するな。またお金かかるだろ。ゲームだと格安だけど、ファイル転送は国際郵便のようなものだからお金かかるんだよ。」
「いくらぐらい。」
「一メガバイトで100円。」
「じゃあいま2ギガ分渡したから20万ぐらいか。」
「おいお前ふざけるなよ。」
「まず何で2ギガ分送ってくるんだよ。ストレージパンパンになるわ。」
まあ一応無制限にしようとしたけど、月額プランだからなんか使いにくいんだよな。使いたいって思うし。
櫻木はファイルをダウンロードする。
ちなみにダウンロードでもこのサーバー内のため、またお金が吹っ飛ぶ。
「おい。ダウンロードをここでするな。10万無くなるんだぞ。私の貯金残高あと70万しか入ってねえじゃねえか。」
櫻木は驚いた。
死刑囚にしては子供っぽいというか、実年齢はまさかの櫻木と一緒。
そして何より、女子中学生、いや小学生にも見える容姿であった。
「というか、元死刑囚って。」
「ああ。首吊り・水攻め・薬物・電気椅子・斬首・腹切り・腹探りなどの死刑をしても生き残った人間。それが、ジェームズだ。」
本当に化け物であった。どこかの海賊漫画の巨人族かよ。竜になれるさ。
「結局死なないからそのまま開放することにした。まあ元々反省してたからやめになったんだと。」
「日本では考えられないな。」
「アノ・・・。モウイイデスカ。」
「おいどうする。」
「いいよ良いよ。全然いいよ。」
その発言の後、ジェームズが迫ってくる。
渾身の右ストレートをマインドは難なく躱す。
しかしそこから手を変えて、裏拳での二段攻撃。
マインドは咄嗟に反応したが、直撃する。
その手をマインドは掴み、勢いのままジェームズを背負い投げした。
巨体が宙に浮く。
でもジェームズはその状態でも腕を振りほどかず、むしろ掴み返し、マインドを今度は持ち上げ、櫻木に向かって投げる。
そして櫻木は容赦なくサブマシンガンを拾い、マインドに撃った。
「おいバカやろー。」
マインドは半壊した銃を盾にし、防ぐ。
そのまま櫻木に当たり、両者共に床上で倒れる。
「なんで来たんだよ。あと重い。」
絵図らからすればマッチョの大男が一緒に倒れるという誰も得しないシチュエーションであった。
「ここから。ここからだよ。」
いや、ただ一人この場で興奮している人がいた。
そのさなかジェームズは二人に向かってドロップキックをくらわす。
すると櫻木はマインドの両手を持って、武器のように振り回した。
「ちょっと。止めてくれ。マジで止めてくれ。」
マインドの悲痛な声がステージに響き渡る。
「お前頭おかしいだろ。」
「何を言ってる。俺が最近見た漫画では王様も魔王も武器として振り回していたぞ。」
「それただのギャグマンガ。有名なやつ。江戸を舞台にした侍のやつ。」
「イソベエデスカ。」
「それもそうだけどな。」
マインドは櫻木の腕を振りほどき、顎を蹴る。
そこから倒れると同時にマインドの頭がジェームズの鼻に当たる。
地面に落ちる寸前に体を起こし立ち上がる。
そしてジェームズのおなかに一発殴る。
しかしそれでもジェームズは倒れず、そこから蹴りが入る。
すると四本のナイフが腕に刺さる。
櫻木は一気に距離を詰め、サブマシンガンでジェームズを撃つ。
ジェームズはマインドを盾にする。
「そこか。さく。」
マインドは隠し持ったナイフでジェームズの手を切り、拘束から逃れる。
そしてサブマシンガンから放たれた銃撃を避け、全弾がジェームズに命中。
しかしそれでも倒れない。まだまだこれからだというように。
すると一つの拳銃がジェームズの口の中に入る。
櫻木は発砲と同時に拳銃をマインドに渡していたのだ。
「いい試合でした。」
「ファイ。アリガトウゴザイマシタ。」
引き金が引かれ、ジェームズはそのまま倒れる。
「勝者 くそども。報酬として罰金計40万請求な。」
マオは結果よりも勝手にお金を使われた二人に対して激しく怒っていた。
「いやーいいゲームでしたね。」
「まあいいよ。これでテストプレイは完了だね。」
罰金の40万ではなくそれよりも軽く超えた100万を上げたら上機嫌になった。
というかその一部分をジェームズが支払うという謎のことが起こった。
「でもいいよジェームズ君。わざわざ払わなくても。」
「イイエ。コウイッタモノニショウタイシテクレテアリガトウゴザイマス。」
「ああ。本当にいい子だね。あいつらみたいにならないでね。」
「誰があいつらだよ金の化身が。」
「うるさ・・ああごめん。今電話来たわ。ちょっと抜ける。」
「何の電話だ。」
「一応俺もあいつには尊敬してるけどな。」
「確かに。あの百万ってあいつの元会社の株だもんな。」
「いなくなったら脅迫材料全部消えちまうから、いっそのこと潰したら勝ちだなって思った。株主総会で社長を操ったのは爽快だったがな。」
するとジェームズは驚き、櫻木に近づく。
おっさんが耳打ちするのもどうかとは思うが。ビジュアル的にね。
「モシカシテアノフタリラブノホウデスカ。」
「ああ違うんじゃね。」
ここまでの関係を話すのがしんどくなった。
「おい聞いてくれよ。くそ上司消えたから私また稼げるようになったんだよ。やったぜ。」
「良かったじゃないですか。」
「おーし今日は飲むぞー。」
「+30万で舞い上がってる。」
「まあいいんじゃね。」
こうして別げーは一応お蔵入りとなった。
「マインドか。本当にあいつは殺す。絶対に。完膚なきまでに。」
一人の男はガンフラ内のログに映るマインドにかなりの嫉妬を感じていた。
世界的ハッカーはめぐり逢う。
それが電子の運命だ。
次回ガンフラ第4章かな。
確認せずにやってるから分からんマジで。




