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最強の殺し屋は引退した後ゲーム廃人になるらしいです  作者: ドンドコ
間章 拳砕《けんだく》の狼煙呼び覚ます衝動
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人型ゴーレムはただのゴーレムだろ ギャーギャー。゜ヽ(゜`Д´゜)ノ゜。

明日もまた投稿します。


 ゲーム内においては偏りを生じさせないために攻撃力などのスペックは等しくなっている。

 しかし技術で考えれば、明らかに偏りがある。

 リックの未来予知、ハヤブサの超反射、Φの回転支配、さくの秒端子動作

 でもあれはマジで何なんだ。破壊のポイントがもはや一点をめがけて飛んできたようだ。

 というか集中砲火してんのか、流石はリックのシステム。戦い方にかなりの自由さがある。

 「マインド。あいつ本当に何者なんだ。いくら何でも、どんな力自慢の人間でも金属棒をぶっ壊すほどのパンチを出すなんてできないだろ。」

 マインドは無言のまま立ち上がる。

 「リック。こういったルールは無視してさ、バトロワ方向にシフトチェンジしようぜ。オンラインにするなら、コロシアム形跡の方がもりあがりそうだが。」

 「元々そうするつもりだよ。その次のセリフも予想できたよ。1対2の状況での戦闘だろ。」

 なるほどね。マインドは負けず嫌いだな。

 負けてもいいと思える人間じゃないからな。でもこれは勝利の欲求じゃなくてまるで好奇心か。

 「なら次は俺とこのえーと、さくが戦うっていうのでどうかな。」

 マインドは櫻木の腕を引っ張る。

 ああ。なんかシチュエーションは良いんだけどもな、おっさんなんだよなこの場の全員。

 青春のシーンがおっさんで台無しだよ。キャラデザ範囲内からあいつの趣味で構成されてしまったし。

 あと何回かマイクのところでシャッター音聞こえてるし、音でかいから気づくよ。

 「ワタシハゼンゼンダイジョウブデスヨ。タダシ、マダマダコレカラデス。」

 何言ってんだ本当に。

 そうだった。この人外人さんだった。まあそれでも日本語は流暢だけれども。

 「ホンキヲダシマス。」

 「ラスボスかよ。おもしろ。」

 「ごめんジェームズ君。本気出したら多分莫大な請求が私に来るから。一文無しはなるべく避けたいから本気は出さないで。」

 おい私情ー。いいのか。魔王が本気出そうとしたら開発者に引き留められたようなものだぞ。ただただかわいそうだよあの人。人体実験までやらされた挙句縛りプレイて。どんな鬼でもまずしねえーよ。

 「ワカリマシタ。」

 いいんだ。

 「むしろ好都合だぜ。絶対倒して本性暴いてやるよ。」

 「はあ。本当に強いなら、負けたくないな。」

 「じゃあスタート。」

 武器が床上に出現する。

 それと同時に10つジェームズの前に飛んでくる。

 木製バット・ハンマー・バール・ゴルフクラブ・ナイフ・ダガーナイフ・栓抜き・アサルトライフル・ロケットランチャー・手榴弾

 たとえそれらが迫ってくれば避けるものを、彼は真正面から立ち向かう。

 強力な上段蹴り。

 それによって凶器は全て吹っ飛ぶ。

 それと同時にマインドがハンドガンを拾い、近づく。

 手榴弾の爆発。

 それによる凶器の雨を両手を鳴らすだけで拡散させ、直撃を防ぐ。

 その中から栓抜きを拾い、マインドに投げる。

 銃弾が栓抜きに当たってもジェームズは離さない。

 その時もう片方の手にアイスピックが突き刺さる。

 ジェームズは櫻木に視線を合わす。

 その時には両目ともに刺されていた。

 視界は塞がれた。

 しかし櫻木の背中に強烈な痛みが走る。

 マジ。普通目がやられても攻撃しないだろ。

 あてずっぽうならやめとけよ。

 櫻木は激しく吹っ飛ぶふりをし、距離を離す。

 「チェンジ。」

 「了解。」

 視界を奪われたジェームズにハンドガンをお見舞いする。

 しかしジェームズは地面を砕き、土煙で姿をくらます。

 櫻木はその中の状態をすぐに理解して近くにあるスパナを煙に向かって投げる。

 そこからくる瓦礫。

 瓦礫はスパナに当たり、相殺されるがその後に来るもう一つが櫻木の片腕に当たり、粉々になる。

 視界を失ってるのになんで当ててくるんだよ。おかしくないか。

 というかまるで見えてるような感じだ。

 ・・・・おい待て。

 これもしかして初めから負けるやつじゃね。負けイベだな。

 だって多分慣れてるよ。失明でのプレイに。

 というか。これあいつので対策済みだろ。

 「おいマオ。テストプレイなら視界なしのやつでの実験もあっただろ。」

 「な・・何故それを。」

 図星かい。

 「でも彼はそれを受けてたけど普通に動けてたよ。見えてたように。」

 じゃあ視界を奪われても動けるのか。

 というか今まで避けることはしてない。避けれる攻撃も、力で対応してる。

 するとジェームズがマインドに向かって突進する。

 「見切ってるよ。その攻撃は。」

 マインドはタックルを受け流し、ジェームズの肩をつかむ。

 そこから後頭部にハンドガンを突きつける。

 それと同時にジェームズは首を大きく後ろに下げ、ハンドガンの銃口を粉砕。

 その勢いのまま一回転に回り、マインドを蹴る。

 そのまま空を殴った。

 追い打ちのように放たれる風圧がマインドを襲う。

 見えない拳にマインドはハンドガンを連射し、威力を減らす。

 その風圧は当たったが、その威力は余裕で耐えれるものへとなった。

 「分かったぞさく。あいつの正体が。というかマジか。うわーまじかー。いやだなー。」

 「そこまで嫌なのかよ。」

 「だってこいつ。()()()()なんだぞー。伝説の。」

 

自己質問返答コーナー

質問者(自分):好きな食べ物は

回答者(自分):なるべく薄味のものが

質問者(自分):趣味はありますか

回答者(自分):これです

質問者(自分):年齢は

回答者(自分):■■■です。

質問者(自分):おお。意外ですね。


こういった人もいるので皆さんも気を付けるよう。

(あとこれはピノキオピーさんの匿名Mをパクりました。)

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