画風によってはきらびやかにもむさくるしくも見える :(;゛゜'ω゜'):クルスィー
ノンアルカクテル
カシスオレンジおいしい
ちなみにノンアル表記のもの。例えばノンアルコールビールは未成年の人が飲んでも法律的には大丈夫です。ただし、商品名目上二十歳以上の人を推定してなどと明記されているため、飲む際は自己責任でお願いします。まあ僕は未成年でもオールフリーは普通に飲みますね。
「相談事?」
「なんだよその相談事って。」
「それは・・・」
櫻木とマインドはマオにファミレスに来いと言われ、そのままこの場所に来た。
そして居たのはポテトを食べながらドリンクバーで持ってきたコーラを一気に飲み干す彼女の姿であった。
「私。無職になったんだ。」
2人はその話を聞いても、無表情であった。
しかしマインドの口から笑い声が漏れる。
「なんで笑った。なんで笑ったんだ。」
「いやー。ざまーみろとか思ったから。」
「こいつ殺す。アルターエゴくん。こいつを殺すのは犯罪ではないだろ。合法だろ。」
「まあまあ落ち着け。2人とも。確かに面白かったけど。」
「なんだお前ら。人の不幸を嘲笑うのか。」
「高笑いのほうがいいか。」
「お嬢様声は無理だけど、村を侵略しに来たオークのリーダーの声は出来るぞ。」
「誰得なんだよ。」
「「さあ?」」
「まあいいよ。それはただの前提だ。実際クビになってもどうこうできるし、むしろあそこからしたら損ばかりのものだよ。解雇理由は無能だからじゃないけどさ。」
「無能じゃないのか。」
マオは静かに中指を立てる。
それに対してマインドも中指を立てる。
櫻木はこの時にあるネットミームを思い出す。
あるアニメのエンディングで赤い髪のキャラクターが周囲に中指を立てまくる映像を。
「実際のところ、上司が変わってね。しかもあいつ性格も最悪でさ、セクハラ・パワハラのオンパレード。しかも有名財閥の御曹司で、あの会社の株もけっこう持ってるから、迂闊にボイコット運動も起こせないのよ。そんでいきなりあいつが仕事の邪魔してきたから、ぶん殴った。」
「それはぶん殴るべきだ。」
「うちに頼んだら跡形もなく消してたのに。」
「この殺戮集団が。まあその影響で解雇されたんだ。なっ。私は悪くないだろ。」
「まあ人を殴るのは良くないし。」
「暴力に訴えるのはどうかと。」
「お前らどっちなんだよ。」
マオは机を強く叩く。
その様子が周囲の人に見られ、冷静になり、取り繕う。
その時にある男が近づく。
「おや。そこに居るのは先日首になった真央さんではありませんか。平日の昼に働かずにここでのうのうと飯を食うなんて、大人としての自覚があるのですか。」
「本当だ。クズ上司だ。」
「というか治ってね。傷も何もないじゃん。オークだからか。オークだからなのか。」
二人は恐れることなくその男に向かって真正面に暴言を吐きだす。
「誰だあの二人は。もしかして友達か。」
「りっくボッチだったのかよ。」
「かわいそうに。」
「おいお前ら。どっちの味方だ。」
「俺が嫌いじゃない奴。」
「以下同文」
マオは拳を握りしめている。上司の怒りではなく目の前にいる二人に矛先が向いている。
「ま。お前らみたいな社会の底辺同士はここで話してればいいさ。」
「まあ確かにあながち間違いではない。」
「俺は元だから。今は違う。」
「引退して引きこもってるのにか。」
「それとこれとは別。」
こいつら裏稼業のこと言ってるからな。
「ははは。やっぱ笑いがいがあるぜ。まあせいぜい頑張るんだな。」
そう言い残し、上司は店を出た。
「いいのか。もう一発殴らなくて。」
「いいよ。今度は本当に抹消してくれそうだから。それに、私が止めると全てのデータベースが停止するようになっている。まあせいぜい頑張るんだな。」
「やっぱ一番性格悪いなお前。」
「でも、これで邪魔者はいなくなった。本題に移ろうと思う。」
「今から。」
「今回君たちにはある人間と一緒にゲームの開発を行ってもらいたい。」
「あるやつって。」
「まあそれはおいおい分かるものだから。ひとまずこのコードは渡しておくよ。」
コード
いわゆるゲームのテスト版プラグラムのコードのこと。
アプリソフトウェアの時代から進化し、今ではプログラムコードを接続することで簡単にプログラムにアクセスすることが出来る。
ようは、データだけでもプレイすることが出来ることだ。
「八時ぐらいにそのコードから入って。入ると私のスマホから通知が来るように設定してある。」
「ちなみにどういったものかの説明は。」
「やってからのお楽しみということで、解散。」
「・・・いや雑談するぞ。」
「何も食べずに帰るのは嫌だよ。」
その後何事もなくただ雑談していた。
八時
櫻木はゴーグルをつけ、コードを入力する。
するといきなり辺り一面が、何もない空間からいきなり都心が現れた。
「これは。」
そしてもう一つ驚いたことがある。
近くの鏡で衝撃的な光景を目の当たりにした。
「俺・・・おっさんになってる。」
まさかこれ、やばいやつなのか。
「おーいさくー。」
その声はマインド。
櫻木が振り向くと、そこにはゴリマッチョな黒人男性が迫ってきていた。
「お前誰だ。」
「誰って、マインドに決まってんだろ。」
「多分今使えるよ。侵略してきたオークのリーダー声。今なら違和感ないもん。」
「ハハハ。ミナサンモシカシテショウタイサレタヒトタチデスカ。」
するともう一人巨大なロン毛の人がやってくる。
「モウシオクレマシタ。ワタシノナマエハジェームズデス。ジェイトヨンデクダサイ。」
「「本当に誰だ。」」
『やあやあみんな集まったね。』
「集まったねじゃねえよ。なんで俺らおっさん。若々しい姿を返せ。美貌を返せ。」
『まあ今回はそういったゲームだから。ゲームの名前はコンバットギャング。君たちはここで格闘をしてもらいます。』
「格ゲーでももうちょい種類あるよね。」
制作裏話
ストーリーの大まかの予定
基本的に書きたい話とかは大本決まっていて、そこからまた書くときに話を膨らまして書いています。基本的に一話制作するのにかかる時間は最低でも一時間、最高でも3時間はかかります。ひとまずこの話を終えた後、ミリスパを残り2章・ガンフラを5章・別げー2章の形でお送りしようと思います。あと章欄を作りました。




